言えない私と待てない彼 (ページ22)

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このタイミングで？って。
でもなんだかそれも目黒くんらしいっちゃらしくて

誘ってくれたのは純粋に嬉しいし。

「カフェとか？」
『はい、近所に新しくできたんですけどひとりでは入りづらくて』

なんだそういうことか

それなら他の人でもいいのに。
我ながら情緒が不安定すぎて笑えてくる

『Aさん？』
「ごめん、あのさそれって私じゃなくてもいいよね」

頭では分かってるのに口からは可愛くない言葉が出てしまう
こんな人間、面倒くさいよね…

『そういうのやめませんか？』
「えっ？」
『僕はAさんと行きたいんで誘いました。僕の言葉は真っ直ぐに受け止めてほしいです。』

そこには珍しく少し怒っているような険しい表情の目黒くんがいた

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