溶けあう、夜 (ページ5)

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え？
なんで？いま？？

唇が離れ目をまん丸くする私をみた
翔太はガハガハ笑っていた。

『顔やば(笑)』
「だって急すぎるから！」
『Aの余裕そうな顔見てたらしたくなった』
「ムードとかそういう…」
『あ～おもしろ。涙出る』
「でも今更か。。家来てる時点であるか。。」
『また心の声出てますよー。』

まだ笑いが止まらない翔太に手を引っ張られ、
一緒に部屋へと戻った。

突然で驚きはしたけど
嫌な気持ちにはならなかったし、

自分からしたくせに
何故か耳を赤くさせているのが可愛かったから、
ソファーに座ったタイミングで

「ねぇ、」と今度は自分から唇を重ねた。

向こうも一瞬驚いていたけど
そのまま押し倒される形になり、

何度も角度を変え段々と深くなるキスに苦しくなって
唇を少し開けたところ、隙間からねじ込むように
舌が入ってきた。

『A、』
「んっ、…なに？」
『多分俺ら相性良いよ』

いつの間にか形勢逆転した私たちは
そのままはじめての夜を明かした。

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