溶けあう、夜 (ページ18)

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「翔太、」
『うん。』

「私も大好き！」

告白した照れを隠すように口をもにょもにょさせている翔太に抱きついてやった

『おい！腰終わる！！』
「失礼すぎるんですけど」
『心の声全部出てたから100%イケると思った(笑)』
「失礼な上に最低な男だ」

もういいです〜って不貞腐れて離れようとしたら『ウソじゃん。行くなよ』ってまた腕の中に収まった。

「もう女の子のいるとこ行かないでよー」
『当たり前じゃん。Aもだから』
「どうでしょうねえ」
『は？』

片手で両頬を潰してくるからタコの顔になる私。喋れないんですけど。

『行かないだろ？』
「行きません。」
『ひっどい顔(笑)』

そのまま重なる唇。
あまりにも長いから胸を叩くと『今夜は寝かさないからな』なんてクサい台詞を投げてくるから「いっぱい愛してね」って投げ返した。

【fin.】