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『Aのことが好き。』
「本気で言ってる?」
『ふざけてると思う?』
「…思わない。」
『いるだけでいいって言われて合コンに行った。でも女の子の話が全く入ってこなくて。A何してるかなぁって考えちゃうし。』
ポツポツと辿々しく、でもしっかり伝えてくれているこの言葉をひとつも聞き逃したくなかった。
『すぐ抜けてAに連絡したけど、正直この関係が居心地良くて壊れるのが嫌で言えなかった。合コンに行ったっていう罪悪感もあって。彼氏でもないのにな(笑)』
私もそうだ。同じ気持ちだ。
『でも今日会ってちゃんと伝えるべきだと思った。A、俺と付き合ってください。』
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作者名:無色透明 | 作成日時:2023年9月5日 16時