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数日経った金曜の夜。
割引シールが貼られたお惣菜で早々に夕飯をすませ、寝転がっていると着信音とともにスマホ画面に表示される名前。
翔太だった。
『うす。明日休み?』
「土曜だから休みだよ」
『あのさ、どっかメシでも行かね?』
「いいよ。夜だよね?」
『いや、明日1日を俺にくれない?』
予想外すぎて、え?!って大きな声出しちゃったじゃん
いつもお互いの家かごはんを食べるにしても近所の居酒屋とかでしかなかったから。
『声うるさっ』
「あのそれってさもしかして」
『うん』
「デートのお誘い?」
こっちは真剣なのに私よりも倍のデカさで笑う声が聞こえてくる。
「そっちの方が声デカいし」
『ごめんごめん(笑)うん、デートでいいんじゃね?』
「じゃね?って何」
『すみませんでした。デートです。この前のお礼もさせてください』
待ち合わせを決めて電話を切った。
明日、デートするんだ。私。
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作者名:無色透明 | 作成日時:2023年9月5日 16時