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3 side SHOTARO ページ6
初めての音楽番組。
ダンスステージなら、大小含めて幼い頃から幾度となく立ってきたはずなのに。
こんなにも心臓がうるさいのは、ここが異国の地だからか、アイドルという立場に向けられる熱くギラついた視線のせいだろうか。
"日本人がK-POPのアイドルになるということ"
NCTへの電撃加入が発表されてからのネットの反応で、その重さを改めて実感した。
「練習生期間４ヶ月」「日本人」
自分自身の行いとは無関係なレッテルで、明らかな敵意を向けられる怖さ。
それでも、NCTのヒョン達や同時加入したソンチャンはとても優しく接してくれて、短い期間ながら既に僕はこのNCTというチームが大好きになった。
だからこそ、今日のパフォーマンスで、僕がこのチームに相応しいダンサーだということを認めさせたい。
自分にはそれができるはずだ、という自信はある。
だけど同時に、ダンス以外も完璧なヒョン達の間に入って、果たしてダンスだけの自分が本当に認められるのだろうか、という不安も拭えない。
楽屋の隅でそんなことを悶々と考えていると、入口の方が少し騒がしくなった。
ルーカスヒョンと誰かが話しているみたい。
ルーカスヒョンに隠れて相手の顔は見えないけど、何やら仲良さげに少し話をした後、ヒョンがこちらに向かってきた。
ん？僕に何か用でもあるのかな？
LC「ショタロ、今ちょっと時間アル？俺の友達がショタロに会いたいんだって。」
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作者名：ぷらする | 作成日時：2023年12月8日 10時
