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体育館に着くと、B組が並んで待っていた。
B組には私達がよくゲームしたりする奴等が居る。
ちなみにA組は私とゾム、B組は孝行(たかゆき)、大(だい)、翔人(しょうと)が居て、あだ名は左からコネシマ、大先生or鬱、シャオロン。
運動神経が良い奴等が見事に集まっている。
「お、Aにゾム。今日クラス対抗らしいけどお前等何班？」
コネシマことシッマが手を振りながら此方に来る。
席は三号車分あって、私は2班、ゾムは1班。
前後の席なんだけど、班と班の境目で私達は区切られてしまった。
「Aちゃん2班ってほんと！？手加減してくれへん？」
ぱたぱたと走ってくる大先生。
お前も運動神経良いくせに。
『手加減とかおもんないやろ。正々堂々、本気でやろうや』
私がしっしと手でゴミを払うような仕草をすると、大先生は えぇ、と驚くような声を出した。
猿山先生が体育館に入ってきたので大先生達と別れ、クラスの場所に並んだ。
「バスケのルールは各クラスで話されたと思うから、早速始めるぞ〜」
猿山先生がピッ、と笛をふいた時、全員が立ち上がり「お願いします」と声を出した。
最初の試合はA組の3班対B組の3班。
1班はB組の女の子がトイレに行っている為出来ないらしい。
２つのコートを使うので、他のコートの試合は A組2班対B組2班。
同じ班の子に声をかけられて 私か、と焦りながらコートに向かった。
シャオロンは8班で、シッマが1班らしく、二人とも出番が無いので応援をしてくれると言う。
ゾムも面白そうに手を振って「がんばえ〜」と言ってくれた。
何？？？？尊い。
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誤字訂正しました。
シャオロンは4班→シャオロンは8班
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作者名：彼方。 | 作成日時：2020年2月13日 22時
