第六話 ページ50
いや、正しくは違う。
指だ。
鬼に触れている指が、どくん、どくん、と脈を打つ。
私は目を見開く。鬼も目を見開く。
鬼〈なっ……くそ！！〉
私から逃げるように、後退した。
その時鬼が、何を考えていたかは、分からない。
その前に、何が起こったのかも分からない。
何も、分からないのだ。
現実で、私は目を開ける。
うっすらと、静かに、探るような瞳を、グレンに向けた。
指から伝わった脈が、恐らくこちらに反映されただろう。
捻り、掴まれた手がびくっと痙攣のように、震えたのを感じた。
グレンは警戒した目でこちらを見下ろす。
手には力が篭っていた。
「そろそろ下りて」と言おうと口を開いた、しかし。
鈍い音がして、上に乗っていたグレンが吹っ飛ぶのが見えた。
クローリーだった。
クローリーがグレンの頭を蹴ったのだ。
それと同時に、掴まれていた手が捻れた。
蹴られてなお、彼は手を離さなかったようだ。
A『わー、痛い痛い』
さして痛くもなさそうにそういい、手をくるりと回した。
それだけで彼の手から逃れられる。
ドゴッ
と壁にたたき付けられるグレン。
私の上に、陰が出来た。
クローリー「何やってるんですか？A様」
手を差し出してきながら、そういうクローリーの顔には、あきらかに呆れが浮かんでいる。
その手を取り、起き上がる。
A『貴方が言ったのよ、見張ってろとね』
だから殺さなかった。
だから痛め付けなかった。
私は見張るだけ。
少し遠くから、ヘリの音がする。
来たのだ。
お姉様や、フェリド。
吸血鬼の本隊が。
私達、人間含め四人は外へと足を進めた。
†＊†＊†＊†＊＊†＊†＊†＊†＊†＊†＊†＊†＊†＊†＊
いやー！まさかここまでこの物語を続けられるとは！
ここまで見て下さった方
ありがとうございますO(≧∇≦)o
続編も、創ります！はい！！
あ、Aのイメ画を描いて下さった神様がいまして！
続編にその絵を載せようと思ってます((載せかたがよく分からないですけど))←
皆さん是非見てくださいね！
レスト君が…(´・ω・｀)出る場面が無いですごめんなさい(−‖−)゛
出せるところでいっぱい出さないと…
オペラ座の怪人ですが、書き方がわかりません(＞＜;)
本当にすみません。
でも見捨てないで下さ((
アドバイ((
…はい←
これからもよろしくお願いしますね！(ﾟ▽ﾟ)/
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アルカーヌ - マナさん» 勿論どうぞ！すみませんめちゃ遅くなってしまって……前作の質問を確認する頻度はすごく低いので、最新作に質問頂けるともう少し早く回答出来ると思います！本当ごめんなさいm(_ _)m (2021年10月3日 10時) (
レス) id: ca02d30a4e (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アルカーヌさん» 質問してもいいですか？ (2021年5月17日 14時) (レス) id: 6d5c9496f0 (このIDを非表示/違反報告)
アルカーヌ - アニメLOVEさん» 続編の方でちょっと出しましたよ！ (2016年8月19日 21時) (レス) id: 554d654233 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE - レストカー出して〜 (2016年6月26日 13時) (レス) id: 0932c7f4ec (このIDを非表示/違反報告)
Yukito(プロフ) - アルカーヌさん» 一応ですがURL続編の方に貼っときました！ (2016年6月20日 22時) (レス) id: e014f8d942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルカーヌ | 作成日時：2015年7月6日 19時
