932話 見る ページ45
そんな間も着々と準備を進めていた
獄寺「標的 射程距離３８００ 温度２０度 湿度５５％ 無風」
彼の匣兵器の中にコンタクトも入っており、標的に対する状況確認をする機能が備わっていた
彼の目には色んな種類の数字が並んでいた
獄寺「重力 磁力による補正０．０１２」
γ「！」
ドシュッッ
全ての微調整が終わると、右側の匣を素早く開ける
中からはグレネードほどの大きさの弾が出てきた
ガコッ
ドウッッ
獄寺「赤炎の矢(フレイムアロー)！！」
一直線に飛んでくる炎の弾を上昇し回避するが、
ブウンッ
追尾性能が備わっており、方向転換をしすぐにγへと進む
γ「ほぅ」
追尾するからといって数々の死闘を潜り抜けてきたγには可愛いものだ
γ「(だいぶできるようになったな。だが ―――――― )」
バチィッ
リングの炎を放出しシールドにする
γ「(たとえ嵐の『分解』能力をもってしても、属性一の硬度を誇る雷の ――――――――
オレの炎のバリアを破ることはできない！！)」
ボウウウウッ
続く攻撃を受け続けるが、その常識は呆気なく覆された
メラメラメラ
薄っすらとだが、嵐の炎が滲みでてきたのだ
γ「！！」
さすがのγも驚きを隠せない
γ「貫いてる！？」
ボウウウウウッ
炎の勢いは増していき、数々の攻撃を防いできたバリアを貫こうとしていた
γ「(ありえねぇ！！
オレの雷のシールドを・・・・エレットク・タワーの弾き方といい・・・・・)」
雷の炎を勝る獄寺の攻防は、もはや無視できぬものとなった
γ「ちぃっ」
全く理解できないが、このままでは直撃は免れない
バリアを解いて横に避ける
γ「(一体どうなってる？)」
獄寺「逃がすかよ！」
ドウッ
考える間も与えず追撃する
だが、γの答えは決まったようだ
γ「逃げやしねーよ」
獄寺「！？」
宣言した通り、γは向かってくる攻撃を避けようとしなかった
γ「見るのさ！！」
直撃寸前に避け、顔面スレスレに横切る攻撃に目を光らせた
ギュオオオオオオ
一見赤い炎の攻撃に見えるが、攻撃は青い炎で覆われていた
γ「(！！・・・・この炎・・・・ただの嵐の炎じゃ・・・・)」
ボウッ
γ「！」
ブシャッ
顔を近づけすぎたのか、顔に炎が当たり血飛沫が飛び散った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
龍(プロフ) - 蒼海さん» ありがとうございます！はじめのころはボロボロなのでお恥ずかしい限りです＾＾余裕があれば訂正版も出したいとは思っているですがなかなかうまくいきませんｗ作品を楽しみにしてくださりありがとうございます＾＾ (2015年7月20日 17時) (
レス) id: 1c9d0ebd24 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - ユエさん» オチはまだ決めていませんｗというか、オチを作るか作らないかとかも決めてませんｗｗ作品の応援をしてくださってありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2015年7月20日 16時) (レス) id: 1c9d0ebd24 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - しばらく見ていなかったので一から読み直して来ました。やっぱり面白い！これからも楽しみにしてます！ (2015年6月24日 23時) (レス) id: 7405b31a00 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - 面白いですね 更新頑張ってください それと、オチはあるんですか？もし、あるのなら雲雀がいいです (2015年6月12日 14時) (レス) id: a45b598131 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - あかりんさん» ありがとうございます＾＾ ＬＩＮＥの友達ならＯＫです＾＾ ＩＤは『guterui.ryuzin.1356』で、ニックは『ツグ』です。 (2015年5月6日 14時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：龍 | 作成日時：2014年10月12日 22時
