907話 殺さなかった理由 ページ18
リン(貴)は、あっさりとスパナの首から武器を下げた
スパナ「!」
その行為に驚くスパナを無視するように、リン(貴)はゆっくりとした足取りで壊れたモスカに腰を
かけた
スパナ「あんた、急にどうしたわけ?」
無表情の顔に素直な疑問が現れる
リン(貴)「別に。オレはただお前と交渉がしたいだけさ」
口調、雰囲気ともに先ほどと全く違う
それを見て、敵の技などには人一倍詳しいスパナはすぐに合点がいった
スパナ「今、あんたの中にいるのは風の守護者?」
リン(貴)「正解。さすがミルフィオーレが誇るモスカを作るだけあるな」
スパナ「褒められるのは嬉しいが、あんたに会ったら生け捕りにしろって言われてんだよね」
リン(貴)「へぇ ―――――― やってみる?」
口角をあげ、挑発的な言葉にスパナはゆっくり首を振った
スパナ「いや、やめておく。どうせ、敵わないしね。それに今は ―――――― 」
気絶しているツナに銃口を向ける
スパナ「別の任務が入っている」
リン(貴)「殺すのか?」
スパナ「あぁ。任務だからね」
淡々とした返事にAは不敵に笑い言った
リン(貴)「お前は本当にそれでいいのか?」
スパナ「? どういうこと?」
リン(貴)「オレの調べによると、お前、ツナ ―――――
ボンゴレ10代目の技に興味持ってんだろ?」
スパナ「 ! あぁ・・・・・その通りだ」
肯定し、数秒ほどツナを見て、ゆっくりと銃口を下げた
リン(貴)「それが懸命だな」
拳銃を懐にしまい、ツナの脇に移動して彼を担ぐ
スパナ「あんたの言いたいことは分かった。
ウチも興味があるからな、ボンゴレ10代目の『新技』には」
リン(貴)「そういうことだ。ツナのことは任せていいか?」
スパナ「あぁ。大事な奴だからな」
それを聞くと、式紙は白い煙を残して消えた
〜回想 終了〜
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龍(プロフ) - 蒼海さん» ありがとうございます!はじめのころはボロボロなのでお恥ずかしい限りです^^余裕があれば訂正版も出したいとは思っているですがなかなかうまくいきませんw作品を楽しみにしてくださりありがとうございます^^ (2015年7月20日 17時) (レス) id: 1c9d0ebd24 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - ユエさん» オチはまだ決めていませんwというか、オチを作るか作らないかとかも決めてませんww作品の応援をしてくださってありがとうございます!これからも頑張りますね! (2015年7月20日 16時) (レス) id: 1c9d0ebd24 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - しばらく見ていなかったので一から読み直して来ました。やっぱり面白い!これからも楽しみにしてます! (2015年6月24日 23時) (レス) id: 7405b31a00 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - 面白いですね 更新頑張ってください それと、オチはあるんですか?もし、あるのなら雲雀がいいです (2015年6月12日 14時) (レス) id: a45b598131 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - あかりんさん» ありがとうございます^^ LINEの友達ならOKです^^ IDは『guterui.ryuzin.1356』で、ニックは『ツグ』です。 (2015年5月6日 14時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍 | 作成日時:2014年10月12日 22時