最強男装少女の物語 part18

802話　解禁 ページ10

in地下１０階 道場



ズアアアアアアア



ザアッ



山本の匣兵器である雨属性のツバメ、翼から水を後方の放出しながらリボーンに向かっていく



バッ シャッ シャッ



さすがの一言に尽きる

このような攻撃を難なく避けるリボーン


その直後 山本が、目の前の水から横薙ぎに斬った


ガキイイイ


しかし、空中でありながら冷静に手に持っている十手で受け止める


シャッ


レオンを十手から変形させながらその場から離れる


シュルルルルル


そして、上に跳ぶと同時に変形終えた拳銃を片手に空中で前回りに回転しながら、


ズガガガガガガガ


回転しながら連発する


山本「なっ！！」


キンッ ベチャベチャ


山本「わわっ」


予想外の攻撃に焦りが隠せず、一発は弾いたものの残りの弾は全て当たってしまった


バシャッ


山本「だっ」


反動で後ろに倒れ、床に溜まった水に背中をつける


山本「そりゃねーよ・・・・・いい手だと思ったんだけどな」


苦笑をこぼしながら呟きを漏らす


ピシャッ


身軽に着地して、その呟きを肯定する


リ「あぁ 今のはよかったぞ。ちっと、オレも本気になっちまった」


むくっ


山本「ハハッ よく言うぜ。まだまだ余裕って感じたったぞ」


起き上がりながら笑う彼にリボーンも笑みを見せる


山本「にしても、本当につえーよな 小僧」


リ「当たりめーだろ？オレは世界最強のヒットマンだからな」


山本「嘘じゃねーかもな！しっかし、まだ小せぇのに いつ鍛えたんだ？」


リ「赤ん坊になる前だ」


意味ありな言葉に『ん？』と言葉を返すが、すぐにそらされてしまった


リ「おっと危ねぇ。この話しは修業が完成した後だぞ」


山本「・・・・・・・・・・・・」


リ「ちなみに今ので匣と炎と時雨金時の基本的な扱いは合格だからな」


そういって部屋の隅に置いてあったスーツケースを前に出した


リ「次の段階に進むぞ」


ガチャッ


ゴソゴソゴソ


スーツケースを開けて何かを探る


リ「こっから先のより高度な剣技はオレが教えるには限界がある。その代わり ――――


不思議そうに山本がリボーンへ歩み寄る


リ「こいつを解禁するぞ」


山本「？」


リボーンが出したのは『剣帝への道』と書かれたＤＶＤボックスだった

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