789話 説得 ページ46
そこで、襖を開けた先ではしゃいでいるランボとイーピンに目線を合わせる
草壁��「さぁ、向こうでおいちゃんと遊ぼうね」
優しい笑顔を見せながら頭を撫でる光景を見ると、まるで保育士だ
ランボ「いいよ！」
イーピン「見て！」
草壁��「おや」
持っていた人形を前に出すイーピン
草壁��「イーピンさん、その人形は」
イーピン「了平さんがくれた！」
彼女の師匠であるフォンに似た人形だった
草壁��「ほう、笹川了平さんのお土産ですか」
彼も、長きに渡って雲雀についていっているだけのことがあり、彼女の話している中国語を
ちゃんと理解していた
肩にランボとイーピンを乗せる
草壁��「(中学時代には、まさか、あのガサツなボクシング部主将に女性にマメな一面があるとは
思わなんだがな)」
それは妹がいる為か、それとも ―――――
ガラッ
貴「あれ？取り込み中？」
急に中に入ってきた彼女に、一時動きを止める了平と雲雀
対して、草壁は助かったという顔をすると同時に、助けを求める顔を向けた
草壁��「Aさん！どうか、２人を説得してください」
助けを求めるように、今までの経緯を話す
現状を全て理解すると、『お前も大変だなぁ』と説明してくれた草壁に返す
苦笑で『いつもの事ですから』といって、彼はランボとイーピンをつれて部屋を出た
貴「さてと、雲雀も了平もお茶でも飲もうぜ。和菓子もあるし」
了平��「おぉっ！せっかく持ってきてもらったのだから、断るわけにはいかんな！」
さっきまでの戦いはどうなったのかと思いたくなるほど、切り替えの早い男だ
貴「雲雀は？」
雲雀��「ハァ・・・・僕もそうするよ」
闘争心が萎えた彼は、溜め息を吐きながらいつもの場所に座った
Aが率先してお茶を入れて、それぞれに和菓子を出す
お茶を飲んで一息つくと、Aから切り出した
貴「で、なんについて揉めてんの？」
草壁からの説明は聞いているが、これもわざとだ
了平��「そうであった！ヒバリが、オレだけは屋敷に入れてチビ達は中に入れぬというのだ！！」
ダンッと湯のみを置きながら、再び激しく闘争心を燃やす
それに対しての意見を聞くように、彼女は雲雀に視線を移す
雲雀��「ハァ・・・・言わなくても分かるでしょ？」
貴「そーだよなー」
確かに、聞かなくても分かることだ
彼が、一番煩い時期の子供を屋敷に入れるはずがない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» ホントだよーw あ、これ返信しなくていいよー 次からはPart18の方で話そー (2014年5月4日 9時) (
レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - Ｋｅｉさん» とんだ災難だったねぃｗ (2014年5月3日 17時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» そりゃ〜ね〜w 近くにいた友達と「あれはヤバイでしょ」って小さい声で話してたw (2014年5月3日 11時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - Ｋｅｉさん» ありゃ〜 そりゃ先輩の堪忍袋の尾が切れるわけだね〜ｗ Kei達は、結構気まずかったでしょｗ (2014年5月3日 8時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» いや〜…あのね、、、先輩が号令かけてんのに周りめっちゃ煩くてさ〜 近くの人が声かけて静かになって…そしたら先輩一番後ろにいた私にも聞こえるくらいの舌打ちして…声もめっちゃ不機嫌だった。。。いつもはあんなに怒んないのに（・・;） (2014年4月30日 20時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：龍 | 作成日時：2014年3月17日 23時
