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768話 間違い ページ24

ラル「治癒能力か・・・」


貴「少しでも楽な方がいいだろ」


ラル「・・・・・・ありがとな」


貴「鬼教官と言われる人の言葉とは思えないな」


ケラケラ と笑いながらからかうと、恥ずかしそうに顔を赤くして『うるさい!』という

顔を隠すように横に逸らす


しばしの沈黙が続くが、それをAが破った


貴「さっき、ツナに言ってた言葉」


ラル「! 盗み聞きが趣味だったとはな」


貴「おいおい、さっきの仕返しかよ」


『ひでぇなぁ』と苦笑するが、すぐに話を戻す


貴「お前が言ってる事は正しい。こんな世の中じゃ、当たり前の考えだな」


ラル「・・・・・・・」


貴「だが、1つだけお前の言葉には間違いがある」


意地悪そうな笑みを見せつける彼女に不思議な顔をする


貴「オレがいる限り、生存率は100%♪」


ピースしながら答えるのに、ラルは驚きのあまり起き上がろうとする


ラル「そんな事あるわけが!!」


貴「ハハハッ 大丈夫だって。オレが命に代えても誰も死なせやしないさ」


優しい笑顔を見せると、そっと起こしている体を寝かせる


ラル「・・・・・・・・・10年後のお前も同じ事を言っていた」


貴「 《ピクッ》 他に何か言ってた?」


その言葉を聞くと、笑顔を引っ込めて真剣な顔をする


ラル「・・・・・・・時が来れば 全て元通りになると言っていた

  ・・・オレはそんな事信じていないがな」


貴「信じる者こそ救われる。全部信じろとは言わねぇけどさ、オレぐらいは信じてみねぇか?」


ラル「・・・・・・・・・あぁ・・・」


誰にも聞こえないような声で言った彼女の声をちゃんとAの耳は聞き取っている


貴「 《ニッ》 治療終わったぜ。少しは楽になってるといいんだが」


ラル「大分楽になった」


貴「そりゃ、やった甲斐があったってもんだな」


スク・・・


やる事が終わり、立ち上がり出入り口に向かう


貴「あ、それと」


何かを思い出したように足を止めて、ラルの方に顔を向ける


ラル「なんだ?」


貴「お前も少しは笑ったらどうだ?美人が台無し」


ラル「〜〜〜〜っっうるさい!さっさと行け!!」


貴「ハハハッ やっぱ鬼教官だな」


人が怒っているというのに、清々しい笑い声で部屋を出た


ラル「ったく・・・・・騒がしい奴だ」


その時、少しだけ彼女の頬が緩んだとか

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作品ジャンル:アニメ
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Kei(プロフ) - 龍さん» ホントだよーw あ、これ返信しなくていいよー 次からはPart18の方で話そー (2014年5月4日 9時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Keiさん» とんだ災難だったねぃw (2014年5月3日 17時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Kei(プロフ) - 龍さん» そりゃ〜ね〜w 近くにいた友達と「あれはヤバイでしょ」って小さい声で話してたw (2014年5月3日 11時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Keiさん» ありゃ〜 そりゃ先輩の堪忍袋の尾が切れるわけだね〜w Kei達は、結構気まずかったでしょw (2014年5月3日 8時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Kei(プロフ) - 龍さん» いや〜…あのね、、、先輩が号令かけてんのに周りめっちゃ煩くてさ〜 近くの人が声かけて静かになって…そしたら先輩一番後ろにいた私にも聞こえるくらいの舌打ちして…声もめっちゃ不機嫌だった。。。いつもはあんなに怒んないのに(・・;) (2014年4月30日 20時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 23時

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