764話 相談相手 ページ20
貴「１０年後のお前がねぇ・・・・」
匣を見たり、中身を見たりしながら考える
獄寺もかなり頭が切れるほうだが、Aに比べれば赤子同然というもの
逆に言えばAにしてみれば、ある程度の事は推測可能ということだ
当然、この事も例外ではなく数秒考えた後、何か気付いたように少し目を開いた
貴「！(へぇ なるほど)」
もし推測が正しければ、１０年後の獄寺に感心する
獄寺「お前だったら、１０年後のオレが何を考えてたのか分かると思ってな・・・」
いつも他人に頼らない獄寺が珍しく自分に頼った事に驚きながらも再び獄寺と向き合う
貴「どうりでスラスラと教えてくれた訳だ」
からかうようにニヤニヤするが、反応が乏しい
獄寺「お前しぐらいしか、言う奴がいないしよ・・・・・」
どんどん語尾が小さくなっていく
よっぽど切羽詰っているようだ
小さく溜め息を吐きながら頬杖をつく
貴「オレじゃなくても、ツナとかリボーンとか山本とかいるだろ？」
獄寺「１０代目やリボーンさんに手を煩わせるわけには いかねぇだろーが。それに山本は論外だ」
ツナやリボーンに対する理由は分かるが、山本に対しては少し酷いのではないかと思う
だが、考えても見れば山本に相談した時点でとんでもないことをいいそうだ
貴「それで、オレに？」
獄寺「あ・・・あぁ」
どうやら恥を忍んで頼んでいると様子を見て分かったAは、少し真剣な顔付きで口を開いた
貴「なぁ、ラルが初めに炎について話したの覚えてるか？」
獄寺「あ？あぁ、確か一つのリングに炎が灯せるのは一種類とかいう奴だろ？」
貴「違う、その前の言葉」
獄寺「その前？」
記憶にないのか考える素振りを見せる
分からないことを問いただしても埒が明かないので彼女が答える
貴「大抵の人間には複数の炎が流れている・・・・・」
獄寺「！・・・確かそう言ってたな。・・・・それが何なんだよ？」
自分に教えてくれるのだと思い、続きの言葉に耳を傾ける
だが、彼女は ニヤリ と口角を上げた
貴「それがヒント」
獄寺「は？」
あまりにも早く話しが終わってしまったのであまりにも間抜けな声を出した
貴「それがヒント。あとは自分で考えろ、じゃあな」
ガタ・・・・
これは悪魔で獄寺の修業だ
彼が考えることを自分が答えを出してしまっては意味がない
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Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» ホントだよーw あ、これ返信しなくていいよー 次からはPart18の方で話そー (2014年5月4日 9時) (
レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - Ｋｅｉさん» とんだ災難だったねぃｗ (2014年5月3日 17時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» そりゃ〜ね〜w 近くにいた友達と「あれはヤバイでしょ」って小さい声で話してたw (2014年5月3日 11時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - Ｋｅｉさん» ありゃ〜 そりゃ先輩の堪忍袋の尾が切れるわけだね〜ｗ Kei達は、結構気まずかったでしょｗ (2014年5月3日 8時) (レス) id: 0df8bb9172 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋｅｉ(プロフ) - 龍さん» いや〜…あのね、、、先輩が号令かけてんのに周りめっちゃ煩くてさ〜 近くの人が声かけて静かになって…そしたら先輩一番後ろにいた私にも聞こえるくらいの舌打ちして…声もめっちゃ不機嫌だった。。。いつもはあんなに怒んないのに（・・;） (2014年4月30日 20時) (レス) id: a2f1f6b4bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍 | 作成日時：2014年3月17日 23時
