【つめあわせ】日の出を見れば愛がある【香・韓・尼・勃】

にゃん＊S-Korea ページ17

ノリだけで突っ走ってる猫の日2024。
※夢主ネームレス
※頭からっぽにしてお読みください
※文字数すごく惜しかった、変なとこで切れます
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「猫」
「……猫、ですね」
「そう、猫なんだぜ」
「えっと、私は一体何を求められているの？」
「この服着てください！」
「嫌ですが」

　世間では猫の日だ何だとちょっとした騒ぎになっていたりいなかったりするらしいが、私の中ではただの平日である。よって、目の前で「やっぱダメだったんだぜー…」と落胆する勇洙くん、君の心理を私は一切読めないのですよ。
　今日も日中は社会の一部になり、強いて言うならば明日が休みであることくらいしか特別なことのない日。ただ2という数字が並んでいるからというだけで特別扱いされ、2月22日くんもびっくりである。世の中の猫様もびっくり仰天だ、彼らは人間に可愛がられて大喜びかもしれないが。
　そしてこの、猫耳らしきものとセットであろう衣装に話は戻る。ここまでくるとあまり猫は関係ないような気すらしてくるが、見るからに丈の短いスカートやらぐりぐりに開いたデコルテやら、彼の見た目年齢相応のご趣味だ。ちなみに、ご丁寧にも付属している猫のしっぽは装着できる。

「おにーさん、こういうのはさ、ネット上で着てる人見つけて楽しむもんだよ」
「俺が他の女見てたら怒るくせに」
「うん、もちろん怒る」
「理不尽にも程があるんだぜ」
「当たり前だこのすけべ」

　話は平行線——むしろ会話というより漫才をしているだけのような気もしてきたが、私は勇洙の怪しい動きを見逃さなかった。彼がさりげなく手に取った猫耳を奪い取り、背後に置く。私の鮮やかな窃盗スキルを前に、勇洙はただ小さく「ちぇ」と口にした。

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