検索窓
今日:18 hit、昨日:9 hit、合計:3,444 hit

Quattro. ページ4

.




花を見に行った日もあった。



その日は打って変わって快晴で、雲ひとつない青空に君の白いワンピースはよく映えた。





無邪気に笑う君を、女々しくも忘れられないんだ。


たくさんの花が咲き誇っていたそこはすごく綺麗だった。でも、きっと俺が行くことはもうないだろう。







小花の敷き詰められた丘の上。
花かんむりを作って差し出してくれた君に、誰かの面影が重なって映し出された。





誰、だっけ。






咲き誇る満開の笑顔の向こうに見える、不器用ないじらしい表情。


また俺は、知らないふりで自分を誤魔化す。







俺はただの弱虫だ。

Cinque.→←Tre.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

箸レーゼ(プロフ) - モブキャラAさん» コメントありがとうございます…!!天才とはおそれ多いですが、楽しんでいただけて嬉しいです✨ 確かに夢ではあんまり重いお話ないですね……ゲスいのはちょくちょくありますけど() (2023年3月7日 7時) (レス) id: afe782e51a (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - もう……本当に箸レーゼさんって天才なんですね……😇😇(???)重めのフェリちゃんの小説ってあんまり読んだことなくて、失恋のイメージがなかったんですけどこの作品読んでフェリちゃんにすっごく合うなって思いました!!!素敵な作品をありがとうございます!!!! (2023年3月6日 23時) (レス) @page14 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:箸レーゼ | 作者ホームページ:なっしんぐ  
作成日時:2023年3月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。