Quattro. ページ4
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花を見に行った日もあった。
その日は打って変わって快晴で、雲ひとつない青空に君の白いワンピースはよく映えた。
無邪気に笑う君を、女々しくも忘れられないんだ。
たくさんの花が咲き誇っていたそこはすごく綺麗だった。でも、きっと俺が行くことはもうないだろう。
小花の敷き詰められた丘の上。
花かんむりを作って差し出してくれた君に、誰かの面影が重なって映し出された。
誰、だっけ。
咲き誇る満開の笑顔の向こうに見える、不器用ないじらしい表情。
また俺は、知らないふりで自分を誤魔化す。
俺はただの弱虫だ。
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箸レーゼ(プロフ) - モブキャラAさん» コメントありがとうございます…!!天才とはおそれ多いですが、楽しんでいただけて嬉しいです✨ 確かに夢ではあんまり重いお話ないですね……ゲスいのはちょくちょくありますけど() (2023年3月7日 7時) (レス) id: afe782e51a (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - もう……本当に箸レーゼさんって天才なんですね……😇😇(???)重めのフェリちゃんの小説ってあんまり読んだことなくて、失恋のイメージがなかったんですけどこの作品読んでフェリちゃんにすっごく合うなって思いました!!!素敵な作品をありがとうございます!!!! (2023年3月6日 23時) (レス) @page14 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
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