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その時突然雨が止んだ。
顔を上げると
.
岩「いた。」
傘をさした岩田先輩が立っていた
岩「よかった。本当に。」
そう言って先輩に抱き締められる
先輩の優しい香りが
ほんの少し気分を落ち着かせる
岩「ごめん、俺が離れたせいだ...」
聞かなくても
何があったのかわかるほど
あたしはボロボロになっていたはず
あ「先輩...」
涙がまた溢れる
岩「帰ろう」
先輩はあたしを抱き締めたまま
電話をかけ始める
岩「いたよ。
____うん、うん、このまま帰るから
____おう、任せろ。」
あ「龍友...」
岩「ん?」
あ「龍友に...電話しちゃって...
____もしかしたら探してるかも...」
岩「近くに唯ちゃんいる?代わって。
____あーっ、うん、大丈夫。
____Aちゃんの幼なじみの子、
____うん、その子に連絡したみたいで
____無事だったって連絡してくれない?
____うん、ありがと、じゃあ。」
岩「これで、OK。」
先輩は腰に巻いていたシャツを
あたしにかけてくれる
あ「せっかく...楽しかったのに...」
岩「Aちゃんのせいじゃないよ?」
先輩はそれ以上なにも言わず
優しくあたしの手を引いてくれる
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むーらん(プロフ) - きゃい。さん» コメントありがとうございます\(^o^)/もっとがんばります! (2014年8月15日 11時) (レス) id: 805d6259a7 (このIDを非表示/違反報告)
きゃい。 - し龍友くんがんばって!笑あと更新もがんばってください。笑 (2014年8月14日 2時) (レス) id: a802dd41fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むーらん | 作成日時:2014年8月1日 15時