あなたが好き。３

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優希「先輩っ！今日ランチ行きませんかっ？」




珍しくというか初めて優希ちゃんに誘われる




向い合わせで食べるパスタは美味しくない。




「どうしたの？なんかあった？」




優希「えっ？」




「優希ちゃんから誘ってくるなんて

珍しいから何かあったのかなって」




優希「....あのっ...

今市さんって何が好きですか？」




彼の名前、そして突然の質問に戸惑う。




「えっ....な、なんで私に聞くの？」




優希「今市さんと仲いいんですよね？

....たまに彼が先輩の話するんで....」




あたしの話....

どんな話？なんてそんなこと聞けるわけもなく




「仲いいなんて....」




優希「もうすぐ彼の誕生日なんで

プレゼントなにがいいかって悩んでて」




そっか、もうすぐ今市さんの誕生日か。

そういえばお互い誕生日が近いなんて

そんな話をしたことがあったっけな。




優希「先輩っ？何がいいと思いますか？」




「んー、優希ちゃんにもらえるなら

なんでも嬉しいと思うよ？」




優希「そうだ！

今度付き合ってもらってもいいですか？」




「付き合うって？」




優希「プレゼント買うの一緒に来てくださいっ！」




お願いしますと顔の前で手を合わせられ懇願される。

そんなこと本当はしたくないけど....




「いいよ。」




なんで了承してしまったのか自分でもわからない。




優希「じゃあ今度の日曜で、お願いしますね！」




その日は広臣たちのLIVEの日だ。

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