あなたが好き。３

#117 ページ17

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今市「 もうこれ以上一緒にいると

やばいから行くね 」




照れてる今市さんが可愛くて

思わず玄関へ向かう彼の背中に抱きつく。




「 待っててください。

広臣とちゃんとさよならしてきます 」




今市「 もうほんとそんな可愛いことされると

いますぐ俺のものにしたい 」




くるりとこちらを向いた今市さんは

再度わたしをきつく、

でも優しく抱きしめてくれた。



「 ... ごめんなさい 」



今市「 困ったなあ。

今は一応臣の彼女なんだから 」



ちゃんと臣と楽しんできなね、

と今市さんは言って帰っていった。




広臣から怪我が完治したと

連絡が来たのは

それから１か月後だった。




広臣「 ずっと連絡できなくてごめん 」



約束の日。



朝早く迎えに来てくれた広臣の手には

小さな花束が。



「 可愛い 」



広臣「 花瓶ある？ 」



「 うん！ 」



広臣の手から花束を受け取り

花瓶に入れる。



「 可愛いなあ 」



広臣「 よし、じゃあ行くか！ 」



「 うん！ 」



今日１日は思いっきり楽しもう。

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