どうぞ、お姫様！あなたは運命の赤い糸を信じますか？

♯ ページ19

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Aを森に招待することになった。

ゲラードはきっと賛成してくれると思うっスけど、他のみんなはどうなんスかね……。









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〜妖精王の森〜





グロキ「ただいまっス〜！｣


ゲラー「お帰りなさい、兄上。Aさんとは会えましたか？｣









ゲラードはグロキシニアに近づく。









グロキ「会えたっスよ！ところでゲラード、聞いてほしいことがあるから皆を集めてほしいっス。｣


ゲラー「Aさん関係ですね？｣









ゲラードはグロキシニアの問いにわかっていたかのようにそう言った。









グロキ「えっ、何でわかるんスか？！｣


ゲラー「兄上は分かりやすいですから。すぐに集めますね。｣









そういうとゲラードは他の妖精を集めに行ってしまうのだった。









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〜数分後〜





ゲラー「兄上、これで全員ですよ。｣


妖精１「妖精王様、どうなされたのですか？｣


グロキ「みんなに聞いてほしいことがあるっス！｣









グロキシニアはそういうと、Aのことを説明した。









グロキ「＿＿っと訳なんスよ。どうっスか？｣


妖精２「ん〜人間は嫌いだけど、そのAさんって人は優しそうだしいいと思います！｣


妖精３「俺も同感！｣


妖精４「わしもじゃ。｣









グロキシニアの説明を聞いた妖精達は、全員合意の意見を出した。









グロキ「本当っスか？！きっとAも喜ぶっスよ！明日が楽しみっスね〜♪｣









グロキシニアは機嫌が絶好調に達したのか、そういうと神樹の方へ飛んでいった。

そんなグロキシニアを妖精達は物珍しいものを見るような目で見ていたことは別のお話。









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〜おまけ〜





「妖精王様はAさんって人が好きなのかな？｣


「案外両想いだったりして！｣


「自分の王の恋だし、俺たちで応援しないとな！｣


「そうじゃな！｣









妖精達の間でこんな噂をされていたことを知っているのは、ゲラードだけ──。

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