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はじめて彼女と逢った日から、彼と彼女の仲は日に日に深まっていった。









グロキ「A、今日なんか調子悪そうっスね?」


A「大丈夫よ。それよりロキ、あなたの住んでいる場所のお話を聞かせてくれない?」


グロキ「でも……」









グロキシニアは心配そうにAの顔を覗きこむ。

やはり、初めて逢った時より顔色が悪い。









A「少し、疲れてるだけ。」


グロキ「!」


A「ロキ、ちょっとだけ……肩を貸してくれる?」









Aはグロキシニアの肩に自身の頭を寄りかからせるようにした。









グロキ「大丈夫っスか?」


A「うん。ロキは……どんな場所に住んでいるの?」


グロキ「あたしは……妖精王の森に住んでるっス。あたしは妖精王なんスよ!」









グロキシニアは少し不安そうに言った。

妖精族というと人間はみな、羽を捕るからだ。

そんな人間をグロキシニアはたくさん見てきた。

だから、大好きなAもそうなんじゃないかと思うと、不安になったのだ。









A「そう……だからこの前の女の子も、あなたもとても綺麗な羽を持ってるのね。ロキはとても頼りになりそうな王様だわ。」


グロキ「(Aを疑う訳じゃないっスけど……)」









グロキシニアはAの言葉が真実なのか知りたくて、読心術を使う。









A「(ロキの仲間にも会ってみたいわ。きっと彼と同じように優しくて面白い子達なんだろうな……)」


グロキ「!!(この子……)」









Aの心を読んだグロキシニアは驚いた。

でもそれ以上に、Aがもっともっと好きなった。









A「どうしたの?」


グロキ「妖精王の森、行ってみるっスか?」









気がつけばグロキシニアはそんなことを言っていた。









A「えっ?でも、妖精族は人間が嫌いでしょう?」


グロキ「大丈夫っスよ!あたしがいるんスから!ね?行こうっス!」









グロキシニアはAの手を握りながら言った。

Aは少し悩むそぶりを見せると、こう言った。









A「……行きたい。でも、今日はもう帰らなきゃいけないから明日連れていってくれる?」


グロキ「わかったっス!約束っスよ!」


A「うん。」









これが、グロキシニアとAがした最初で最後の約束だった──。

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M・Mっち - ゆっこさん» ゆっこさん!コメント嬉しいです!爆笑したんですか?なんか照れますね!←よかったらリクエストも受け付けております! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 0cd44bd8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - あ、あの、ゆっこです!面白すぎて何度か爆笑しました←マジです( ´ ▽ ` )ノ私の小説にコメントありがとうございます!M・Mっちさんの事応援してます (2018年6月15日 19時) (レス) id: 156fe364b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - あ、あの、ゆっこです!面白すぎて何度か爆笑しました←マジです( ´ ▽ ` )ノ私の小説にコメントありがとうございます!M・Mっちさんの事応援してます!! (2018年6月15日 19時) (レス) id: 156fe364b1 (このIDを非表示/違反報告)
M・Mっち - 躪樺さん» ありがとうございます!!またリクエストしてくださいね!! (2018年6月9日 21時) (レス) id: 0cd44bd8f0 (このIDを非表示/違反報告)
躪樺 - リクエスト聞いていただきありがとうございます!続編も楽しみにしています。応援しています。 (2018年6月9日 19時) (レス) id: 17acf761e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:M・Mっち | 作者ホームページ:夢猫丸  
作成日時:2018年5月29日 20時

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