君の声を探して

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･田中side







ジェ「あのさぁまさかと思うけど大我って自分のせ

いで北斗が目を覚まさないとかでも責任 感じてる

からなんも言えないの？」







ジェシーが話してる時も俯いたままのきょも



の顔をジェシーが覗き込んで







" それってさ〜北斗が喜ぶと思う？ "






っと言った







「は...？」







といつもより低いきょもの声はこんな広い部屋の中でも響渡った







立っているジェシーのことを下から睨んでる





でもジェシーはそんなことなんか気にせずに黙々と

話し続ける







ジェ「だってさもし大我がこんな感じの事故で自分


の命を捨ててまで大切な人を守ったとするじゃん？


それなのにその大切な人がずっと泣いてばかりで自


分のせいだ 自分のせいだ って言って泣いてたらどう


する？嫌じゃない？俺は嫌だね 」




"大切な人にはいつも笑っていてほしいじゃん? だってそれじゃないと自分の命を懸けてまで守った意味がなくなるもん "







ジェシーが話し終わった頃にはきょもの瞳から1粒の



大きな雫が流れ落ちてた






ジェシーはきょもの目線に合うように座り込み





「ほら行くよ」 と言ってきょもの手を取った








京「行くってどこにっ...」





さっきよりも泣いているきょもを元気づけようとし


てみんなは通りに優しく接してた






森「ばーか 当たり前じゃん そんなん北斗の病院だよ なぁ？」






ジェ「ピンポ〜ンDAHAHAHAHAってか泣くのはよしなさいっていったじゃない〜HAHAH」







田「だからホットドッグ好きそうな笑い方やめろって笑笑」








そしてきょもはジェシーの手を握り返して立ち上が

った






その時ジェシーは凄いなって心の底から思った





あんなに口を開かなかったきょもをこれまでさせる

なんて







流石ジェシー 俺にだったらそんなこと絶対出来なかった








高「ほら 樹行くよ〜 早くしないと置いてくよ〜」





おいでおいで と手を招かれてるのを見て ふと思い出した




樹「...運転するの俺じゃねーかよ」








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