~ 12 ページ12
･
あのね...
照明が急に落ちてきて俺の事を守った北斗が救急車
で運ばれて未だに目を覚まさないの
北斗は...
俺のせいで...
って言おうとした言いたかった
でもちゃんと伝えることは俺には難しかったみたい
さっき止まった涙がまた逆戻りしてきたようで
出口にあった赤い自販機かぼやぼやっと俺の視界を
包み込んだ
正『大我...？』
言わなきゃ
言わなきゃって思ってると余計に涙がこみあげてくる
京『っ...きょ、さつえで しょっめいが...ってあいつがっ...』
さっきよりも止まらず溢れ出てくる涙を必死に拭き
取りながら途切れどきれ話しているとそれに気づい
た樹がいじっていたスマホを閉じこちらに向かって
きて 俺の頭を優しく優しく撫でた
田「大丈夫大丈夫 きょもなら言えるよ 一言づつゆっくりとでいいから言ってみ？それか俺が正樹さんに言おうか？」
ありがとう...でもね
京「ううんっ...大丈夫」
田「そ､じゃあ１回深呼吸してみる？」
樹に言われたどおり スーハースーハー と大きく深呼吸をし
俺は話し始めた
京『っ...あのねー〜...、、。』
今日あったことを全て父さんに話した
俺は通話中泣きながら途切れどきれ樹に支えながら
言い 父さんにも
「焦らないでいい ゆっくりでいいからちゃんと伝えなさい」
と言われた
だからゆっくりとゆっくりとちゃんと伝えたいことを全部伝えた
そのあとはよく覚えてないけど あのあと散々泣いて
唯一覚えているのが
” 松村さんは頭を強く打ったので目覚めが遅かったり少し小さな後遺症が残る可能性があります ”
と医者に言われ涙は引っ込んだ
涙の代わりに北斗に対する罪悪感が増すばかりだった
っ...後遺症ってなんだよ...
もしこのまま目を覚まさなかったら？
そうなったら...全部全部俺のせいだ
___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
樹 - 北斗君よかったです! (2020年2月22日 20時) (
レス) id: 64cc7d70ca (このIDを非表示/違反報告)
Ageha♪(プロフ) - りゅゅうさん» ホントに面白いんです！ 珍しくとっても続きが気になりました！ 更新楽しみにしてます！ (2019年6月28日 20時) (レス) id: 043738f4a3 (このIDを非表示/違反報告)
りゅゅう(プロフ) - Ageha♪さん» ありがとうございます！こうゆうコメント本当にやる気出ます！ (2019年6月28日 20時) (レス) id: 5e24b8b27e (このIDを非表示/違反報告)
Ageha♪(プロフ) - いきなりすみません！ 人狼のほうって今後更新されますか？ 読みたくてうずうずしてるんです！ (2019年6月19日 19時) (レス) id: 69a4a85ff6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 初めまして。momoです。ふといい題名だなーって思って読んでいたら、泣けてきちゃって涙が止まりませんでした。これからも更新頑張ってください！応援します！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：松 村 笑 夢 | 作成日時：2019年5月19日 20時
