ツン多めやけど。【黄】

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寒い廊下を一人で歩くのは慣れませんな



何回歩いても悲しいもんは悲しいんです。はい。









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すると、後ろからドタドタ走ってくる音が聞こえて








…また亮ちゃんか

寂しがり屋だな、あの子は









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大「Aちゃん！…俺もいく！！」









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くまかい！！！！！！


予想外の展開…ここでくまが来るとは思ってなかった









そんなに数学わかんないのか？？


教えてほしいのか？ん？？









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「くま、そんなに数学教えてほしいのは分かるけど、さすがに廊下は寒いわ」









大「っへ？？…うあっはっはっはっは！何なんAちゃん！」









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いや、こっちが何なんって感じなんですけどね。



まぁ目の前でこんなに豪快に笑ってくれて嫌な気はしないけど









むしろなんかほっこりした気持ちになってるけど









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ひとしきり笑って息切れしてるくま。


ふう、と呼吸を整えてから









わたしの腕をつかんで









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大「俺が来たのは、まだAちゃんと居りたかったからやで」









ぐいっと急に近くなった距離に


真上から聞こえる低音に




くいっと上がった口角に









どきどきと心臓の音が鳴りやまないのは仕方のないこと？









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錦「っ離れろや…」









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でも、









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くまからわたしを離して自分の後ろに隠す




亮ちゃんにもまたドキドキしてしまっているのは









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…どうして？

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