平成跳の新メンバーはテキトー過ぎる元医者でした

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山田side






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山「……やっぱ夢か」








次に目を開けたときはベッドの上だった。見慣れた景色。自分の家だ。







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確か、あの後いじめはパタリと無くなったんだっけ。その間に何があったのかわからないし、何か、肝心なことを忘れてる気がする。






そんなことどうだっていいや、なんて思いながらポストを覗くといつものチラシと一緒にハガキが入っていた。






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「同窓会招待状」。なんでこの時期なのかはわからないがすぐさまごみ箱へ捨てた。







小学校の同窓会なんて行きたくもない。さっき小学生の時の思い出を夢に見てたのは偶然じゃないのか。








どうせ今ごろ行ったって楽しくない。今までも行ってこなかったし。







山「会ったところで何すんだよ……」








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あいつらのせいで先端恐怖症になった。あの時向けられたカッターの先端が怖くて怖くて仕方がなかった。








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ピコン、となった携帯を覗くと知念からだった。「今から家行っていい？」って、まだ朝ご飯も作ってないのに。








「いいよ」と適当に返信してキッチンへ向かった。








すると今度はインターホンが鳴った。この時間に鳴ることもないので不思議に思ってると知念の声がした。









山「……来るの早すぎ」








知「涼介がオッケーしてくれるのなんてわかってたからね。あ、他の２人もつれてきた」








中「おはよー、やま」








「Good morning」








山「……ゆーてぃおはよ、寒いでしょ、中入って」








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昔と比べたら今はなんて幸せなのだろう。仲間に恵まれて、やりがいのある仕事を見つけて。









こんなもの見たくない、とハガキをさらに奥に押し込んだ。

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