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Aside
「うわ、ほんとに家近い」
多少酔いが冷めてきたのかイケメンさんに案内されて着いた家は俺のマンションの隣。
芸能人だからかセキュリティロックも万全なようでイケメンさんが慣れた手つきでロックを解除していくと見えた山田の表札。
「それじゃあ、俺ここで帰りますね」
って言って帰ろうとしたのにドアが開く音がしなくて不思議に思って振り返ると、イケメンさんが涙目で、
山「鍵がっ………ない………」
結局、外で寝る訳にもいかないし、ということで家に泊めてあげることになった。
一応、お風呂も入れさせて、寝巻きも用意したし、泊めてあげる準備は完璧なのだが、
山「……でかい。おまえそんなでかくない」←
「いやでもそれは俺のです」←
ほんとは父さんのだけど。←
いやー、正直イケメンさんを家に泊めるなんて思ってなかった。だって俺のこと毛嫌いしてるような人だし。←
山「おれどこでねればいい」
「あぁ、そこのベッドでいいですよ」
山「おまえは」
「ソファで寝ます」
山「え、なんで」←
「いやお客さんをソファで寝させるバカはどこにいますか」←
山「おれ大ちゃんちとまったときそうだったよ」←
「え、なんで」←
山「じゃっ、いっしょにねる」
……いやこれ先が想像できる。朝起きて完全に酔いが冷めてなんでこいつなんかと寝てるんだってなって互いの溝が深まるやつ。あ、フラグ立っちゃった。←
「…それ絶対___山「ぜったい! いっしょにねる!」……え〜」
これ絶対うんって言わないと寝られないよね〜。うん知ってた〜。←
「……今日だけですよ?」
山「いいの? やった〜」
果たしてこのお泊りに次があるのかわからないが。←
山「ふふっ、あったかいね」
あぁ、酔いって恐ろしい。人をここまで帰るのか。←
山「おやすみっ」
「……お休みなさいませ、お嬢様」←
……こんな狭いベッドで寝返り打った俺ってバカだな。←
いや、仲悪い癖に俺の背中に抱き着くイケメンさんもバカか。←
……いや、違う。このベッドで寝る人はみんなバカになるんだ。←今日の出来事はベッドのせいにしてしまえ。←
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ゼブラ(プロフ) - ▼いろはす▽さん» かわいいことを否定してることに対して (2019年1月20日 13時) (レス) id: 59127867b6 (このIDを非表示/違反報告)
▼いろはす▽ - ゼブラさん» おい大丈夫か笑そしてなにに対して嘘つき? (2019年1月19日 17時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
ゼブラ(プロフ) - い・ろ・は・すさん» 嘘つき。そしてディズニー行ったら風邪ひきかけた。← (2019年1月19日 13時) (レス) id: 59127867b6 (このIDを非表示/違反報告)
い・ろ・は・す - ゼブラさん» いやいやいや、登下校とかお兄ちゃん迎えに来るからね!?イケメンやないわ笑そして可愛くはないな。 (2019年1月16日 15時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
ゼブラ(プロフ) - い・ろ・は・すさん» イケメソ((ということは妹も可愛いことで……というかマジでお兄ちゃん欲しい。ぴやっほぉは移行したらシーズン3書くわ← (2019年1月14日 10時) (レス) id: 59127867b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゼブラ x他1人 | 作成日時:2018年12月22日 16時