コドモ扱い（青）

10*やっぱりお酒の力 ページ10

藤井「しげがな、


“ 流星は酔っ払うとキス魔になるんやで〜 ”


って言ってきてん。



でもしげの事やから嘘かなって思ったんやけど、


飲みに行った時に動画撮られてな、それを見せられてん。


そしたら、ほんまに相手が男でも
キスしようとすんねん！」









私は笑いながら相槌をしていく。









藤井「せやから、もしかしたらAにもしてもうたんやないかなって…」









あっという間に社に着き、自分のデスクに向かう。









『いや、なにもされてないですよ笑』








そう言って笑って誤魔化したけど、何もされた訳では無い。









−−−…藤井「…もっといてや」









そう言って、多分、キスをしようとした。









でもキスされてないから、何もされてないのか。









藤井「ほんま？よかった。安心したわ。


キスなんてしたら、A傷付くやろ？」








へへっ と笑って、昨日はホンマにごめんな。と謝られてお互いに自分のデスクに向かう。









あの時の藤井さんは、お酒の力であぁなったんだ。






なんだ。






少し期待してたのが馬鹿だったみたい。

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