08*オオカミ ページ8
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『すいません、ありがとうございました』
大変やなぁ って笑って心配してくれたおじさん。
ほんと、大変です。
まさか、私がこんなことをするなんて思いもしませんでしたから。
停めてもらったところから少し歩いたところに、
“ 藤井 ” とかっこいい字で書かれている家を見つけた。
『藤井さんっ
着きましたよ』
藤井「…ぅん」
家に着いたのにも関わらず、自分で歩こうとしない藤井さんは
幼稚園生みたいでなんだか可愛く思えた。
藤井さんが、「これ」と私に渡してきたのは藤井さん家の鍵。
私が開けろと…
なんだか申し訳ない気持ちになりながら鍵を開け藤井さんを中に入れる。
リビングの電気をつけて、寝室をどこにあるかを聞き出して、ベッドに寝転がせる。
『よいしょっと…』
あぁ、腰が痛い…
藤井「…」
気持ちよさそうに眠る藤井さん。
寝室は電気をつけていなくて真っ暗なのに、藤井さんの顔はしっかりと見える。
まつ毛は長くて、前髪が目にかかっている。
寝ていても顔が整っているのが、とても羨ましく思った。
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やっと藤井さんを家に帰らせることができたから、
私も家に帰ろうと思い、寝室を静かに出ようとした。
けど、見ている景色が一瞬にして変わった。
『…えっ
ふ、藤井さん…？』
私の体の上には、目がトロンとしている藤井さんがいた。
寝室を出ようとした時に腕を引っ張られ、
藤井さんがクルッと私の上に馬乗りしたのだ。
『…藤井さん？』
藤井「…帰るん」
『は、はい…』
藤井「…もっといてや」
そして、段々と藤井さんとの顔の距離が縮まっていく。
暗いのに素敵な藤井さんの顔が近づいてくるのがわかる。
あと5センチ。
あと4センチ。
あと3センチ。
あと2センチ。
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.
『……えっ』
藤井さんは、顔と顔の距離があと2センチというところで止まった。
すると、ストンっと顔をベッドに落とした。
微かに聞こえる藤井さんの寝ている吐息。
『う、そ…でしょ』
そのまま藤井さんは寝てしまった。
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しょうのん。()(プロフ) - 藤井咲さん» ありがとうございます！ (2017年8月13日 13時) (
レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)
藤井咲 - おもしろいです！ (2017年8月13日 10時) (レス) id: 5b93c75393 (このIDを非表示/違反報告)
しょうのん。()(プロフ) - ★さん» すいません、わざわざありがとうございます。ものすごく助かりました！ (2017年8月5日 17時) (レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 06【そういば】→そういえば、 08【やっと藤井さんを家に帰られすことができたから】→帰らせる、 31【驚いしまった。】→驚いてしまった、 38【残業せざるおえない状態】→をえない だと思います (2017年8月5日 0時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
しょうのん。()(プロフ) - 楓花さん» わぁぁぁっ！コメントありがとうございます(泣) 楓花さんからそう言ってもらえて嬉しいです。はい、頑張りましょう！ありがとうございます。 (2017年6月21日 21時) (レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうのん。()
| 作成日時：2017年3月17日 21時
