コドモ扱い（青）

43*地獄に行く運命 ページ45

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『おはようございまーす』









おはようございますと返ってくる。









…よかった。







まだ藤井さんは来てない。









小瀧「おはようございまーす



あ、Aさん昨日は大丈夫でしたか？」








『あ、おはよう



うん、無事終わりました。
ありがとう』








小瀧「よかったです」









なんだか今日は、小瀧くんの笑顔を見てもドキってしない。








なんでだろ。









藤井さんと夜を過ごしたことがバレないかソワソワしてるからかな。









小瀧「…あれ？」








『ん、ん？

どしたの？』







小瀧「…なんか、今日Aさん…」









やばい。






もう気付かれた？









小瀧「シャンプーの匂いする


いい匂い」








『あ、あぁ。


昨日お風呂面倒くさくて入らなくて…

だ、だから朝風呂！』









小瀧「なるほど。


お疲れ様でした」









そう言って自分のデスクに座った小瀧くん。









あーよかった。



気付かれてなかった。








.









私、









最低だ。









小瀧くんと付き合ってるっていうのに。









他の男の人とキスをして、





夜を過ごしてしまった。









そのキスも、嫌だって思わなった。









むしろ、求めてた。









もっと。







もっとって。









愛されたかった。






あの人に。









藤井さんに。









でも、藤井さんも付き合ってる人がいる。









だから、もっと。もっと。





自分が最低な人だと思う。








私はきっと死んでしまったら


地獄に行く運命なんだ。

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