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貴方.
……それはもう、一瞬のことで。
ふわりと涼介の匂いがしたかと思ったら、唇に感じた柔らかい感触。突然すぎて逆に冷静になった私は、どんなケアをしたらここまでぷるぷるになるんだろ……なんてくだらないことを考えてしまった。
それがつまり、お芝居以外では久しぶりすぎるキスだと理解するまで、そう時間はかからなかったように思う。
涼「……俺も、したくなっちゃった」
『……へっ』
涼「だめ、だった？」
丸くて大きな瞳が、私を捉えて離さない。いつも通り可愛らしい顔が、いつもの何倍も愛らしくてたまらなく感じた。……ずるいよなあ、何もかも。こんな顔して見つめられたら、何されても許しちゃうよ。
『だ、だめじゃない……』
涼「そっか、よかった」
『……もう恋人、なんだし。許可とかいらないから』
「こういうの」と言葉を濁せば、涼介はまた一段と顔を赤くして頷いた。お互いに照れやすいし、お芝居なら上手くできるのに、二人して案外ポンコツ……恋愛に関する涼介のイメージが、ほんの少し変わった。
『……涼介、こういうの慣れてると思ってたけど』
涼「慣れてはないけど……や、慣れないよ。Aちゃん相手だもん」
『変わんないでしょ、他の子と……』
きっといつも、可愛い女の子にモテてたんだろうなあ。ふとそんなことを思って、悲しくなる自分に驚いた。元カノとか、そういう類のものに嫉妬したことなんてなかったから。執着しないというか、興味がなさすぎて……だから長続きしなかったのかな。
涼介は、何となく目を逸らした私の頬に手を添えた。
涼「……じゃあさ、俺は他の男と変わんない？」
『え？』
涼「変わるでしょ、……ううん、変わっててほしいな」
「特別だもん」と笑った涼介は、また小さくキスを落とした。今度はさっきよりも明確に、はっきりとした感触が残って……体中の熱が、ぶわっと顔に集まる。
『……ちがった、全然』
涼「ふふ、良かった」
『も、……ちょっと、手加減して』
涼「だめ、まだまだこれからでしょ？」
一度振り切ってしまった涼介は、どうやら手強いらしい。
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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして！コメントありがとうございます（＾_＾）どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…！私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです（ ; ; ）（笑）今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして！昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました！メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です！！^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております！笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)
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