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貴方.
『涼介〜、大丈夫？起きて？』
涼「ん……？」
涼介の隣に膝をついて、ゆっくりとその体を揺らす。疲れてるよなあ……当たり前か。きっと私なんかより何倍も動いて、難しい撮影にも体当たりでぶつかって。そんな涼介を尊敬しているけど、同時に心配もする。
そりゃ、涼介は私の可愛い弟なんだからさ。
涼「あれ……Aちゃん？」
『あ、起きた？』
涼「んぁ……何だこれ、夢ぇ？」
『……ふふっ、寝ぼけてるの？』
目を瞬かせた涼介は、「よくできた夢だなあ」なんて幸せそうに笑った。私の存在は確認できてるのに、夢って……ほぼ毎日一緒にいるのにな。私ってそんなにレア？
いつもよりうるうるとした綺麗な瞳は、じっと私を見つめる。ふにゃふにゃの甘い声で「可愛い」と呟いた涼介。
『……か、かわいい？』
涼「ん、かわい……いつでも綺麗だし、可愛い」
『…………誰と間違えてんの、まったく！』
びっくりしたせいか、顔が熱い……この歳になってまで可愛いなんて言われたら、動揺しちゃう。どうせ侑李とか、彼女とかと間違えてるんでしょ……うん、そうに違いない。涼介が褒めてくれるのは、アイドルとしての私なんだから。
仕事終わりの、こんな疲れた顔した私じゃなくて。
涼「俺が、Aちゃんを間違えるわけないでしょ……」
ぎゅっ、と胸の奥が苦しくなった、気がする。
何年も忘れていたその感覚に、心臓がどきっと音を立てた。……もうずっと前から、涼介は私を見てくれていたのに。純粋な好意や優しさを遠ざけていたのは、きっと私だった。
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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして！コメントありがとうございます（＾_＾）どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…！私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです（ ; ; ）（笑）今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして！昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました！メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です！！^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております！笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)
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