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涼介.



涼「……あの、これからもこんなこと続ける気なら、こっちにだって考えはありますから」




「それじゃあ」と、Aちゃんの手を引いた。彼女の住んでいるマンションに背を向けて、マネージャーさんの待つ車へと戻る。

Aちゃんは俺を見ても特に何も言わず……いや、言えないんだ。目に涙をいっぱい溜めて、でも上手く泣けないのか、俯いて我慢しているように見える。小さな手は小刻みに震えていて、足元も覚束ない。




涼「はぁ……怖かったね、Aちゃん」

『……』

涼「大丈夫だから、ね。何にも心配しないで」

『……うん、』




「ありがとう」と呟いたAちゃんは、ほんの少しだったけど、繋いだ手に力を込めてくれた。

……ダメだよなあ、俺も。Aちゃんは混乱していて、誰かを頼りたいときなのに。手を握り返してくれたことが嬉しくて、浮かれてしまいそうになる。いや、もう既に浮かれてるな。


Aちゃんを先に車に乗せて、辺りを確認してからドアを閉める。外に出ないで、と頼んでいたマネージャーさんは、俺たちを確認すると静かに息を吐いた。




「山田さん、Aさん……大丈夫でしたか?怪我は?」

涼「大丈夫です、何とか。今回は特に接触はされてないみたいでした」

「そうですか……良かった、」

『……本当にすみません、迷惑かけて』




涙を拭いながら謝るAちゃんを見て、マネージャーさんは微笑む。「無事で良かったです」と、本当に優しく笑った。




『……今日はもう改めてホテル取り直さなきゃ、ですよね』

「そうなりますね……Aさんはもう家に帰らない方が良いですし、引っ越しの手続きは私に任せてください」

涼「……ホテルって今から取れます?」

「うーん……」

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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

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