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貴方.



大「本当に大丈夫?別に無理して帰らなくても、」

『大丈夫……だと思う。今日は帰らなきゃダメなの』

大「だけど……」




「ごめん、ついていけなくて」と謝る大貴に、首を横に振った。皆は私のサポートをしてくれると言ったけど、それぞれに仕事があるわけで。それを邪魔してまで守ってもらうのは違うし、私は皆のお荷物になりたくない。

これは我慢じゃないから、そう何度も伝えた。




『大貴にだって仕事があるでしょ?』

大「……」

『大丈夫。それに今日は涼介がついててくれるんだから』




もう外は暗くなりつつある。

今日は順調に仕事が終わり、私は涼介と一緒にマネージャーさんの車で帰ることになっている。他のメンバーも何人かはこのまま帰宅だけど、大人数で動くのは逆に危ないから分かれて帰るらしい。




大「それならまあ……安心か、」

『そうだよ、安心して大丈夫だからさ。マネージャーさんもいるし、』

大「……ん、それなら良いけど」




不安そうに、でも私にそれを悟られないように。どこかぎこちない笑みを浮かべた大貴は、くしゃくしゃっと私の頭を撫でると「気を付けて帰れよ」とラジオの収録へと向かって行った。

同い年だから、同期だから。人より共通点が多い私たちだから、大貴は皆より責任感を持ってくれているんだと思う。




涼「……大ちゃん行った?」

『うん、やっと安心してくれたよ』

涼「そっか」




サングラスをかけた涼介は、両手にマスクとキャップを準備している。側から見れば完全に不審者の装いだけど、外を安全に歩くには必要な装備で……涼介はオーラが半端ないものだから、仕方ないと言えば仕方ない。




涼「……でもやっぱ大ちゃんとAちゃんって仲良いよね」

『そう?』

涼「うん。お互いのこと信頼してるって感じするよ」




「ちょっと妬けるかな」なんて、恥ずかしげもなく笑った涼介。……眩しすぎるから、私がサングラスつけた方が良いかも。

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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

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