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14. ページ14

貴方.



大「撮られた相手の人に迫られてるとか?」

『……それは違うし、もしもの話だから』

大「ふぅん?」

『週刊誌の件は何とかなった……し、』

大「待て待て、怪しいぞ?その間」




テーブルに置いてあった籠からチョコレートを取り、そのまま私に手渡すと、「さあ吐け!」とまっすぐ見つめてくる。心配してくれてるのがめちゃくちゃ伝わってくるなあ……さっきまで茶化しつつだったのに、急に真面目な顔になるんだもん。




『相手方の一部のファンの人には、やっぱり恨まれてて』

大「……うん、」

『それ相応のことをしたし、私が悪いから仕方ないと思ってるんだけど……週刊誌の写真で家の場所が、多分バレて』

大「……」

『これは相手方のファンじゃなくて、私のファンの人っぽいんだけど……多分情報が拡散されてて、家に帰るのが怖いな〜……みたいな、』




何かされたとか、そういうわけじゃないんだけどね。軽くエゴサをするだけで、自分の家の情報が出てくるわけだから……いつ待ち伏せされたっておかしくない。帰るのが憂鬱で、事務所に寝泊まりしたいレベル。




大「……何でお前はそういう大切なこと先に言わないの?」

『ほんとにそう、ごめんなさい……』

大「いつ何があってもおかしくないじゃん。帰るなよ、絶対」

『……それはそうなんだけど、』

大「マネージャーさんとか、皆に言おう」

『えっと、それはちょっと、』




「待ってほしい」と伝えれば、大貴は顔を顰める。何でだよと言いたげなその表情から、私のことを本当に心配してくれてると分かるから……




『……私が今、仕事に集中できてないのは分かるから、これ以上心配とか迷惑かけたくないの』

大「それは分かるけど、何かあったらどうするんだよ」

『本当に危ないって思ったら、大貴に連絡するから……そのとき、助けてくれませんか』




「お願い」と手を合わせれば、大貴が断れないのは分かってる。

渋々といった表情で「分かったよ」と頷いてくれた。大貴が秘密にしてくれると約束してくれた以上、自分の身は自分で守らないと……今の仕事が落ち着いたら、引っ越すなり何なりしよう。仕方ない。


上手いこと告白から話を逸らせたけど、悩みは二つと変わらないまま。どうしたものか……

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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

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