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67. ページ17

貴方.



『えっ……とぉ、愛の言葉とは?』

伊「はい、その名の通り愛を伝えてもらいます!」

『急にテンション高いなこの人』

光「これのために今日頑張ってるからね(笑)」




なぜかテンションマックスな二人によると、「せっかくゲストに来たのだから、普段は聞けない愛の言葉を聞きたい!口説かれたい!」とのこと。……口説くのは二人の仕事じゃなかったっけ?気のせい?




『あ〜……なるほどね。慧と光を口説けばいいのか』

伊「理解が早いねぇ〜、最高」

光「おい、これ家で聴いてるんじゃないからな(笑)」

伊「いやもう感覚はそうなんだけどね(笑)」




まずは光から。口説くって言っても、何て伝えればいいのか……一緒にいる時間が長すぎて、感謝の想いを伝えるには一言じゃ足りないし。うーん……




『……あのね、私が困ってるときとか落ち込んでるとき、真っ先に隣に来て支えてくれる光が好きだよ』

光「……」

『だからこれからも、ずっとそばにいてね?』




「約束だよ」と小指を差し出せば、「……はい」と遠慮がちに指切りをしてくれた光。

照れくさそうに笑う二人が面白いから、恥ずかしいというより楽しいが勝つな……(笑)いつもの仕返しまでいかないけど、恥ずかしい思いをさせてやりましょう!ここまで来たら!次は慧!




『慧ってさ、テキトーだけど私のこと大好きだよね?』

伊「……ふ、」

『何笑ってんの?……まあ良いよ、私も好きだから。彼女になってあげなくもないかな〜なんて、』

伊「……いやぁ、やっばい!」




二人して立ち上がって拍手をするものだから、現場にいるスタッフさんも大爆笑。「ひゃ〜」なんて声をあげて恥ずかしがる光に、目に見えて分かるほど興奮してる慧。よし、無茶振りに負けなかったぞ。




光「まずさ、タイプを分けてくるのが女優さんだったね。俺らAのこと舐めてたわ」

伊「いや、完敗だって……今度山田とかにやってあげなよ」

『何でよ(笑)』

光「死ぬぞ、あいつ(笑)」

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月5日 1時

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