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貴方.
「……Aちゃんさ、時々心配になるくらい純粋なんだね」
『純粋？！』
「うん。今時そんなに綺麗な気持ちで人を好きになる子も珍しいでしょ」
『好き……？』
にこにこと笑う黒尾くんは、「安心したかも」とメニューを開いた。とりあえず、とドリンクを頼んだわけだから、何か頼むのかなあ。ぼんやりとその手元を見つめていると、「今日は俺の奢りってことで」と持っていたそれを渡された。
『え、何で？！悪いよ……？！』
「いーよいーよ。バイト結構いい感じなの、ここは奢らせてよ」
『気持ちは嬉しいけど……何で？』
「ん〜？Aちゃんが恋心を自覚した記念日なので」
『こいごころ……』
私を優しく見守るかのように、じっと見つめる黒尾くん。
恋心……意味なんて考えなくても分かる。つまりは私が研磨くんを好きで、現在進行形で片想いをしているということ。研磨くんが他の女の子といる姿を想像するとモヤモヤするのは、恋をしているから。そう考えれば全てに納得してしまう。
『待って……もしかして私、ずっと分かりやすかった……？！』
「まあそうだね。研磨にかなり良くしてくれてたし」
『研磨くんにもバレてる？！』
「それはないかな〜。研磨は自己肯定感みたいなの、めちゃくちゃ低いから」
『じゃあ烏野の皆も分かってて……！』
「だろうね、分かりやすかったもん」
文字通り頭を抱えた。そんなの、そんなの……！恥ずかしすぎる！そんなに分かりやすかったなんて！マネージャー失格！？
「……まあ、本人の口からこれを聞けた以上、俺も本気で応援したいので」
『応援……とは、』
「今度一緒に遊ぼうよ、研磨も入れて」
『一緒に遊ぶ……？！』
そこから先は、黒尾くんがご馳走してくれた夜ご飯の味も忘れてしまいそうなほど困惑して……久しぶりに自覚した恋心は、とても厄介なものだと分かった。
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ピンス(プロフ) - ナンパ？から研磨が手を引っ張っていく所ドキドキしました！面白いので好きです!続き楽しみにしてます‼︎ (3月16日 8時) (
レス) @page41 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 海月そよ@モチベ低下中さん» はじめまして！ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいです…のんびり更新ですが、先日映画を見たばかりで書きたいものが溜まっているので、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (3月6日 23時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
海月そよ@モチベ低下中(プロフ) - はじめまして。お話の展開がテンポ良くて読みやすいので好きです!続きが気に成ります… (2月21日 7時) (レス) @page37 id: e95fda6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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