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研磨.
『ごめんね、大会中に助けてもらっちゃって』
「ううん、今日はもう終わったから平気」
『でも疲れてるよね……？』
「それはまあ、……でも一応、運動部だから」
「動くのは嫌いだけど」と付け足せば、「どっち？」と笑うと花橋さん。
いつもより遠慮がちな気がしたし、慣れない場所に緊張してるのかと思ってた。こうやって笑うといつも通りだなあなんて、花橋さんとそこまで親しいわけじゃないけど……
「明日の試合、勝てそう？」
『……うん、きっと勝てる、と思ってる！』
「ふ、……そっか」
『結局のところ私はマネージャーだから、最前線で戦えないし……祈るしかできないの。無責任な��絶対��は使いたくないから、』
「面倒くさいかな」と眉を下げて笑う花橋さん。そんなことないと思うし……彼女らしいと感じた。マネージャーという仕事に誇りを持ちながらも、ほんの少し引け目を感じているような。そんなこと、少しも必要ないのに。
「……ううん、そんなことないと思う。強いんだね、花橋さん」
『え？』
「ただ祈るだけって、キツイでしょ。無条件に信じるのも、それを見守ることも」
『……そ、か』
荷物を抱えていた花橋さんが、やっぱり小さな手をきゅっと握り締めたのが見えた。どんなときでもまっすぐ前を見据える瞳が、少しだけ揺れたように思う。
『研磨くんは凄いね』
「すごい、？」
『うん……いっつも私のこと、安心させてくれる』
「……それは、クエストのときとかも？」
『あははっ！もちろんそのときも！』
「ありがとう」と目尻を拭う花橋さん。おれが思っていたよりも小さな手に、少し頼りない背中。……おれより一年分大人だけど、触ったら壊れそうだな、なんて。いつもしっかりしてる彼女にこんなことを思うのは失礼かもしれないけど……
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ピンス(プロフ) - ナンパ？から研磨が手を引っ張っていく所ドキドキしました！面白いので好きです!続き楽しみにしてます‼︎ (3月16日 8時) (
レス) @page41 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 海月そよ@モチベ低下中さん» はじめまして！ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいです…のんびり更新ですが、先日映画を見たばかりで書きたいものが溜まっているので、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (3月6日 23時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
海月そよ@モチベ低下中(プロフ) - はじめまして。お話の展開がテンポ良くて読みやすいので好きです!続きが気に成ります… (2月21日 7時) (レス) @page37 id: e95fda6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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