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27. ページ27

貴方.



雄「……ん、ちゃんと食べたね。偉いじゃん」

『ごちそうさまでした……雄也、お粥とか作れたんだね』

雄「うっせ。そこまで喋れたらもう大丈夫だな?」

『さっきより凄く楽だよ、ありがとう』




雄也が作ってくれたお粥を完食して、薬を飲む。ここまでしたらあとはもう寝るだけだし……幸いなことに明日は午前オフだ。マネージャーさんにも皆が説明してくれたから、今はゆっくりするだけで良いらしい。

ソファからベッドに移動して、ごろりと寝転がる。そんな私の様子を見ていた雄也が、ゆっくりと口を開いた。




雄「……Aさ、基本的に年下の奴らの前で弱いとこ見せたくないんだろ」

『え?』

雄「昔っから姉貴タイプだからな〜……俺らは分かってんだよ、そういうとこ」

『……かっこ悪いでしょ、結局皆の前で体調崩して』

雄「そんなことないって」




ベッドのそばにある椅子に腰をおろした雄也は、「かっこいいよ、先輩」と笑った。……私からしたら、雄也の方が先輩らしいのに。入社した日が早いとか、そんな差しかないもん。芸能界ではそれが全てだけど……




『……雄也は私の後輩だけど、お兄ちゃんだよね』

雄「後輩はいらねえよ(笑)」

『ふふ、』

雄「お兄ちゃんなのは悪い気しないけどさ」




よっこらせ、といかにもおじさんっぽい掛け声で立ち上がる雄也。「俺も老けたなあ」なんて、もうすぐ30代に突入する女性の前で言わないでほしいなあ。もういい大人だけど、これからもお兄ちゃんとして慕わせてほしい、なんて。




『……30歳になっても、妹でいさせてね?』

雄「あはは、当たり前だよ。何も変わんないね」

『女の人の30歳は特別だよ……』

雄「そりゃそうか(笑)」

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 紅一点 , 山田涼介
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流星(プロフ) - ぽんさん» ぽんさん、はじめまして!コメントありがとうございます!個人的に夢主ちゃんのキャラが気に入っているのでとても嬉しいです…!数ある紅一点小説の中から、この作品を読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします(^_^) (2021年8月3日 1時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初コメ失礼します!夢主ちゃんもJUMPも可愛くて何度も読み返してしまいます!紅一点小説の中で1.2を争うほど好きです! (2021年8月3日 1時) (レス) id: 5e4ffc1dfe (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - knさん» knさん、はじめまして!コメントありがとうございます。楽しんでいただけているとのこと、とても嬉しいです( ; ; )これからもよろしくお願いいたします。 (2021年5月22日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
kn(プロフ) - 毎回楽しく拝読させて頂いてます!続きを楽しみに待ってます(^_^) (2021年5月19日 1時) (レス) id: 1cf9fa6049 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、はじめまして!コメントありがとうございます。返信が遅れてしまいすみません…!わたしもセブンさんたちが特に好きです(^ν^)お気遣いありがとうございます!美紀さんも気をつけてくださいね。 (2021年5月12日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月22日 19時

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