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貴方.
拓「Aちゃーん！おはよー！」
『ぐえっ、……おはよお、拓哉。人のこと潰す気なん？』
拓「え、潰したくない！ごめんなさい！」
『……ふふ、何やねんもう。朝から元気やな？』
正門くんの舞台を観に行ったりしつつも、個人でドラマに出させていただいたり、映画の撮影に参加したり。脇役やけど、有り難いことに充実した日々を過ごしていた。
まだまだ先やと思ってた夢祭の当日を迎えて、後輩たちと合流する。
私らは2日目だけの参加やったから、1日目は皆で頑張ったらしい。正直もう後輩なんて呼ばれへんほどしっかりしてるし、頼もしすぎるなあ、なんて。寂しいよ、そりゃ。
それでもいつも通り飛びついてくる拓哉を受け止め、本番に向けて準備を整える。
拓「Aちゃんおらんのほんまに寂しかった！」
『そうなん？拓哉だけやろ』
拓「ちゃうちゃう！皆言うてたもん。斗亜とか、Aちゃんに連絡しようか迷ってたで」
『……斗亜が？』
拓「俺はしたらええのにって言うたけど、迷惑になるかもってやめとったんよ。迷惑ちゃいますよね？」
『……迷惑なわけないよ、嬉しいのに』
思わず頬が緩んだかと思えば、それに気付いて顔が熱くなって。我ながら忙しいな、なんて思いながらも、化粧ポーチに手を伸ばした。
ライブ用のベースメイクをしてから、慣れた手つきでパウダーを優しく叩き込む。そのままいつも通りのメイクやのに、何か今日は落ち着かへん。
お気に入りのアイシャドウを塗っても、リップを馴染ませても、涙袋にラメを乗せても、全部がいつもと違うように感じられて、心臓がドキドキとうるさい。
『……緊張してんのかな、今日』
拓「え？Aちゃん緊張してるん？」
『や、分からへん。何かドキドキする』
拓「珍しいなあ、ぎゅってします？」
『せえへんわ、はよ準備してき』
拓「何やあ」
普段やったら離れてくれへんのに、今日はライブ前やから念入りに準備したいんか知らんけど、割りとすぐ離れてくれた。
幾分か軽くなった右手で、今度は薄くチークを塗ってみる。最近買ったばかりのお気に入りの色やから、ちょっとくらいは可愛く見えるやろ。頼むで、ほんの少しお値段張ったんやから。
じゅわっと広がる淡いピンク色に、下がりかけていたテンションが戻ってきた。
『……あ、かわい』
色々と気になることはあっても、今日はライブ。
とにかく、アイドルとしての仕事を全うするしかない。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
