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貴方.
佐「あー、楽しかったあ」
『そやねえ、帰りたくないもん』
佐「分かる、ホテルまで楽しかったもんな」
『全然誰も寝えへんから寝不足やねんけど』
佐「俺まだまだいけそう」
『……若いってええなあ、無敵やん』
帰りの新幹線は晶哉と隣で、後の皆は爆睡中。あの小島でさえ寝てるんやから、達成感や楽しさと同じくらい疲労も感じてるんやと思う。
「そんな変わんないでしょ」と笑う晶哉は、後ろのメンバーを確認してから、少しだけ背もたれを倒した。
佐「すご、皆寝てるから倒し放題や」
『ん〜、今倒したら絶対寝るもん、私』
佐「ええやん、寝ましょ？アラームかけとくから」
『まあ終点やしええか……』
佐「……あ、寝る前に質問なんやけど」
『ん？』
遠慮なく背もたれを倒したところで、晶哉は「斗亜のこと送ってあげたん？」と私の顔を覗き込む。
……仲良すぎなんも考えものやな。なんかもう全部筒抜けやん。
風雅が慰めてくれたんも、ほんまは斗亜に色々聞いてたからやと思うし。実際にあの日の私も疲れてたから、「最近のAちゃんが心配や〜」とか、そんなとこかな。
『うん、帰り道に絡まれた話聞いて、そんなん放っとかれへんやろ？』
佐「それさ、俺でも同じことした？」
『……するよお！可愛い最年少やで？夜道歩かせるのもほんまは嫌やねん、こっちは』
佐「ああ、Aちゃんが言うとガチなんか冗談なんか分からへん……」
ガチに決まってるやん、そんなの。
まあ、想像はつかへんけど……晶哉は細いし華奢やけど、ドラムやってるから腕の筋肉とかは凄いし、背も高いから。遠目から見て「こいつにしよ」とはならんやろ。腕っぷしで負ける可能性もなきにしもあらず。
何となく居心地が悪くて、寝やすいポジションを探す。
不意に晶哉の方に顔を向けると、そんな私を見てか、いつもよりさらに穏やかに笑った。
佐「Aちゃん。俺、何も冗談で言うてるんとちゃうよ？」
『うん？』
佐「俺のことも大切にしてくれてるんはよく伝わってるし、実際知ってるから、それはほんまにありがとう」
『どうしたん、いきなり』
佐「いきなりちゃうよ、……Aちゃん、やっぱり斗亜のこと気にしてるやろ」
『……やっぱり、っていうのは、』
頬が、かあっと熱くなる。
晶哉は、「分かってるんでしょ？」とまた笑った。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
