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貴方.
弱音なんて、吐かなくて済むんやったらそれで良かった。
ていうかそもそも、私が元気！って言えば、それが現実になるし。積もりに積もった違和感がバレへんためにも必死に生きてたら、気付いたら自分を騙しているような気分になっていた。
風「……Aちゃんは、もっと誰かに甘えなあかんな」
『まあ、そうなるやんなあ……誰に甘えたらいいと思う？』
風「知らんけど、正門くん？」
『安定やな』
風「Aぇやったら、皆大丈夫そうやけどな」
『それはそうやねん』
私が甘えれば、皆許してくれる。それどころか、「もっともたれていい」なんて肩を貸してくれるんやろう。簡単に想像できるねんな、そういう場面が。
風「じゃあ、ちょっとだけ変なアドバイスするわ」
『変なアドバイスって分かってるのに聞かなあかんの？』
風「たまには変なんもありやろ」
『まあ、たまにはな』
私の目をじっと見つめたかと思えば、「Aちゃんの毎日には意外性が足らんねん」と謎の一言。
『何やそれ！』
風「やからな、ちょっと変わったことしてみよ」
『うーん、例えば？』
風「……斗亜に相談してみるとか？」
『…………斗亜？』
「何でまた」と聞き返せば、「たまにええこと言うで」と斜め上のアドバイス。
そんなことは分かってるねん。と言うか、斗亜は誰かが助けを求めれば、何倍もの力で手を差し伸べてくれる。物凄い力で引き上げようとしてくれるから、その反動でどうにかなってしまうんじゃないかって、心配で。
『……最近会えてないなあ、』
風「うん、知ってるけど」
『次会えるとしたらライブか、』
風「……逃げんといてあげてな、Aちゃん」
『逃げる……！？私が？』
風「斗亜は逃げへんやろ。逃げるとしたらAちゃんやし」
『逃げてるつもりなかったんやけどな……』
風「向き合うのが怖いんやったら、それはもう逃げてるねん」
『……なるほどねえ』
奥が深いな、人生って。
年下に諭されるのもどうなんやろ、そんなことを思いながらも、やっぱり怖いもんは怖いから。何やねん、結局私が逃げとるんかい。
『……斗亜にさ、またすぐ会えますよねって、言われてん』
風「え？」
『またすぐって言うてんけど……全然すぐちゃうかった』
「寂しいもんやな」と呟けば、風雅はおかしそうに笑った。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
