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貴方.
『斗亜ちゃん？大丈夫？』
「……Aちゃん？」
『ごめんなあ、急に来てもうて』
「あっ、いや、ごめんなさい！来てもらってたのにこんな、」
『何を言うてんの、ちゃんと休み？』
「長引くとつらいからな」と宥めれば、斗亜は眉を下げて困ったように、それでも何とか納得したのか「はい」と返事をしてくれた。
リハーサル中に足を攣ってしまったらしく、整体師さんのお世話になっていたという。
施術はもう終わったとのことで、個室に2人きり。
斗亜のことは特別可愛がってきた自覚があったから、もちろん2人で遊びに行くことはよくあった。それでも、こんな風に悩んでいる斗亜と2人きりになるのは、少し緊張するというか。
今はどんな言葉をかけたって、逆効果かもしれないし……
そもそも、私にアドバイスされたってなあ。小島に来てもらった方が良かったんちゃうかな、なんて、急に不安になってきた。
「Aちゃん……は、何か、悩んだりすることってありましたか？」
『へ？』
「あ！もちろんあると思うんやけど……！そうやなくて、グループのことみたいな……これからどうしたらええんやろ、みたいな。先が見えへん不安みたいな、」
『斗亜は、今それで悩んでるん？』
「……どうなんやろ。悩んでるんかな、うん、」
台の上にうつ伏せになる斗亜は、腕をついて顔を上げた。
焦ったような表情や泣き顔なんかではないけれど、ただぼうっと前を見つめる姿は、どこか不安定に見えて。
グループの内情は、私には分からないことばかりで。
小さな子供だと思い込んでいた彼らだって、そりゃ悩むこともあるだろう。数えきれないほどに、不安な夜を過ごした日だってあるかもしれない。
というか、これに関しては年齢なんか関係ない。
悩むということは、それだけ真剣に向き合っているということだから。後ろ向きにだけはならないでほしいなんて、そう思った。
『……そうやなあ。もちろん分からんかったときはあるよ？私のイメージ的に、グループのコンセプトが似合わんときもあるし』
「ほんまに、？」
『当たり前やん！ほら、私って女やし。皆みたいにかっこよくできへんときもあるし、今も浮きまくりやで？』
「……いや、そんなことないです。Aちゃん、めちゃくちゃAぇさんに溶け込んでるもん」
『え？』
なんて優しい子なんやろうか。知ってたけど。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
