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貴方.
『……え！？斗亜の先生って大晴くんだったの？』
福「そうやねん！中々おらん名前やし、確かに可愛いし、もしかしてこの子が斗亜？って思っててん」
「確かめようにもAと会う時間あんまなかったし」と笑った大晴くんは、塾で使うらしいテキストを広げた。今日の授業の準備だとか。
まず初めに、大晴くんがバイトする塾に拓哉くんが通うようになって、彼に誘われた斗亜が体験に来たという。
あれよあれよと入塾が決まり、大晴くんの担当するクラスに斗亜も入ることになった。こんなことってあるんだなあ……身内しかいないじゃん、その塾。
福「言うとったで、Aちゃんと同じ大学に行きたいんです〜って」
『……それさ、ほんとに何でなんだろ。初めて聞いた気がして』
福「オーキャンとかでええなって思ったんちゃう？」
『そうなのかなあ……まあ良いんだけど、斗亜が本気で行きたいなら』
福「何か引っかかってんの？」
相変わらずエスパーみたいな大晴くんは、「俺に話してみ？楽になるかもやで？」なんて私の顔を覗き込んだ。
茶化すように明るく振る舞ってくれる大晴くんのおかげで、私も何やかんや明るい気持ちでいられる。彼はもちろん周りに内緒にしてくれるし、それなら良いかな……
『私に追いつけるようにめちゃくちゃ頑張るから、待ってて、みたいなこと言われて……どういう意味だろって』
福「……追いつけるようにねえ、」
『物理的には無理な話でしょ？私、卒業するし』
福「や、斗亜はそんな意味で言うてるんちゃうやろ！」
『……じゃあどういう意味？』
言いにくそうに顔を顰めた大晴くんは、「でもなあ」「いや分からんし」と唸った。
どうやら彼には何か他の考えが浮かんでいるらしい。それでも伝えるべきか悩んでいるということは、私にとって何か良くないことなんだろうか……
大晴くんは優しいから、多分全部私のために悩んでくれていると思う。
福「Aがしんどくなる未来なんかもな、これは」
『……え？』
福「やっと頭切り替えられる〜ってときに、もしかしたら斗亜がこっちに向いてるんかも」
『それは……どういう？』
福「やから、好きってことやろ」
きっと誰よりも間抜けな顔をした私を見て、大晴くんは「斗亜がAを」と付け足した。
『……そんなバカな』
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流星(プロフ) - あっぷるさん» あっぷるさん、ありがとうございます（ ; ; ）私も2人が大好きで、完結までちゃんと書けてほっとしております〜！新作も執筆中ですので、もし宜しければそちらもよろしくお願いいたします！優しいお言葉、ありがとうございます！(^_^) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - みすぅ〜たんさん» みすぅ〜たんさん、ありがとうございます（ ; ; ）書きたい！と思って書いていた作品をこんなふうに褒めていただき、本当に嬉しく思います！コイワズライという斗亜くんが主役のお話を執筆中ですので、もし宜しければそちらでもよろしくお願いいたします！(^_^) (2022年12月8日 23時) (レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - 完結おめでとうございます！こじとあ大好きな私には本当に最高の作品で...いつも楽しく読ませていただいてました(^^)新作が楽しみすぎて思わずコメントしちゃいました♡とっても楽しみにしてます！ (2022年12月5日 1時) (レス) @page50 id: 703ded6795 (このIDを非表示/違反報告)
みすぅ〜たん(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品を楽しみに毎日過ごしてたと言っても過言ではありません、、作者さんの素敵な言葉遣いや文字面だけでも斗亜くんや小島くんを思い浮かべられるような性格やセリフで、最高でした♡また斗亜くん主役のお話待ってます⭐︎ (2022年11月24日 2時) (レス) @page50 id: b38fd00c88 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…（ ; ; ）そちらの方も近いうちに書きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2022年8月24日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年8月3日 13時
