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佐野.
『……ん！おいひ！』
結局食べさせてあげて、嬉しそうな顔を見て、俺まで同じような顔をしてしまう。これが惚れた弱みってやつかあ、そんなクサイことがパッと頭に浮かぶくらいには、好きで。
どうにも一筋縄ではいかへん、うちの大切な紅一点。
もしもほんまに誠也くんと何かあったんやとしたら、それはグループとして御法度ではあるけれど、ちゃんと幸せなんやったらええんちゃう？とか思ったり。
こんな弱気やったら、きっといつまでもAちゃんは俺のことなんて好きになってくれへんな。
佐「そっかあ、まだたくさんあるからいっぱい食べや、」
『……なんか今日の晶哉、お兄ちゃんみたい』
佐「え？俺が？お兄ちゃん……？」
『うん。お兄ちゃんおらんけど、おったらこんな感じか〜って！』
佐「……ええ、初めて言われた」
「Aちゃんに」と付け足せば、「そらそうやわ！」とおかしそうに笑われた。
万年弟扱い、酷いときは最早赤ちゃん扱いやのに。お兄ちゃんなんて、あと何回生まれ変わっても言ってもらえるかどうか……それくらいありえへんかった。
『ずっと可愛いなあって思ってたし、今もそやけど、晶哉も大きくなってんなあ』
佐「……なんやそれ」
『ええ？あかんかった？』
佐「あかんくはないけど……変な感じする、」
『んは、私も』
俺の肩に頭を預けて、「落ち着くなあ」なんて目を閉じる。
きっとこのまま寝てしまって、撮影までお昼寝タイムになるんやろうけど。俺まで寝てしまうんは勿体無いと思った。
こんな風に寄り添って、お互いに身を任せて。
ただそれだけの時間が、このまま永遠に続けばいいと思ってしまった。そんなん無理やのに、不可能な話やのに。
佐「……なあ、Aちゃん」
『ん？』
佐「Aちゃんが何かで悩んどったら、俺にもちゃんと話してや」
『……まさや？』
佐「俺やってお兄ちゃんくらいできるよ、もう成人してんから」
『…………うん、せやね』
佐「これでもええ先輩やってるんやで、ちびっこたちの」
『ふふ、私ちびっこと同じ扱いなん？えらい可愛がってくれるやん』
切っても切られへん縁で、来世も、そのまた来世も、ずっとAちゃんと繋がっていられますように。
今世でこうして出会えたのが、ちゃんと運命でありますように。
そうじゃなきゃ、もう何も信じられへんから。
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流星(プロフ) - 季木さん» 季木さん、コメントありがとうございます！誠也くんも良いですよね〜…！いざ気持ちを揺さぶられたら冷静さを欠いてしまうのは、きっと男の子ならいくつになっても変わらないだろうな、そう思っています(^_^)今後もたくさんキュンキュンしてもらえるように頑張ります！ (2022年11月3日 1時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - Mamecccchiさん» Mamecccchiさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね！誰よりも男らしい小島くんが本当に好きで…だからこそそう言っていただけて本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそ、いつもありがとうございます！これからも頑張りますね(^_^) (2022年11月3日 1時) (レス) @page48 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
季木(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！私は誠也くんとの絡みが1番好きです。年上で余裕そうなのに余裕ぶれない誠也くんが最高に好きです！ (2022年11月2日 7時) (レス) @page46 id: ab79164d22 (このIDを非表示/違反報告)
Mamecccchi(プロフ) - 男らしくて優しい小島くんは本当に最高ですよね、、、。流星さんが描く小島くん像ほんとに最高すぎます、、、。私的にはどこにも行くななんていえない。が一番好みです、、。いつも素敵なお話ありがとうございます！ (2022年11月1日 18時) (レス) @page44 id: b37d1445e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年7月28日 21時
