68. 色気 ページ18
貴方.
正「もう大分暑なってるよな、最近」
『ねえ……軽くダンスレッスンするだけで汗だくやもん。シャワーが楽しみになるレベル』
正「ちょっと分かるわあ、それ」
ロケバスにて休憩中、スタッフさんが誰もいないのを良いことに、普段なら少し離れて座るけれど、今はすぐ隣に座ってお喋り中。浴衣の首元をパタパタと動かす正門くんは、女の私でも羨ましくなるほど、色っぽすぎる……何やろう。昔からそうだけど、正門くんってセクシー担当なんかな？
Aぇさんの顔を一人一人思い出すけれど、セクシーと言えばこの人！って人はおらんかも。皆それぞれ大人っぽいし……それで言えばうちも特定のセクシー担当はおらんか。出すとして恭平とか？
『……正門くん、浴衣似合うよなあ』
正「ほんまに？」
『うん、男らしさが際立つっていうか』
正「へえ……そんなこと思っててくれたんや？」
『まあ……？』
満更でもなさそうな正門くんは、私の肩に腕を回すと、グッと距離を縮めてくる。突然のことに驚いて固まる私を見て、彼はくすくすと笑った。こんなときでも余裕たっぷりって、何かもうずるいとかそんな話じゃないかも……私は正門くんが近くにいるだけで、心臓が壊れそうなくらいなのに。
『……誰か来たらどうするの、』
正「誰も来やんよ、休憩やねんから」
『カメラとかは？』
正「何もなかったらええんや？」
『……うん』
顔をくしゃっと綻ばせた正門くんは、「どこにも何もないよ」と私の頭を撫でる。肩に回していた腕を窓に伸ばしたかと思えば、ほんの少し開いていたカーテンを閉めた。必然的にまた距離が縮まって、例えるなら壁ドンのような状態になる。
思わず逃げそうになる私の腰を、空いた方の手で捕まえた。
正「A、正門くんじゃなくて何て呼ぶんやった？」
『……あ、』
正「思い出したん？偉いなあ、……呼んでみ？」
『ま、……良規くん、』
正「うん、よくできました」
片手で私の頬をすりすりと撫でると、そのまま首筋へと滑り落ちる。男の人特有の、骨張った大きな手。さっきから驚かされてばかりだけど、今もしっかり驚いちゃって……ほんの少し息が漏れた私を見て、良規くんは目を細めて笑った。
「かわええなあ」なんて、何回言えば気が済むんだ……
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流星(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、コメントありがとうございます(^_^)本当ですか！嬉しいです〜！中々詳しくは書けませんでしたが、ちょっとだけリアクションも書いてみたのでお楽しみください(^_^) (2022年9月12日 22時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新ありがとうございます！！誌面見たメンバーの反応とから色々想像してしまいました…！！もうすごいリアルできゅんきゅんしてます！ (2022年9月3日 7時) (レス) id: 65e54d60d7 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 永瀬れみさん» リクエストありがとうございます！承知いたしました(^_^)更新いたしますので、暫くお待ちくださいね！ありがとうございます(^_^) (2022年7月12日 23時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます。リクエストお願いできたらと。ストーカーか襲われそうになるシーンみてみたいです！正門くんなかなか連絡つかない感じで。もしできたらお願いします！ (2022年7月7日 5時) (レス) id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ふうさん» ふうさん、コメントありがとうございます！そして本当にたくさんのアイディア、助かりました…（ ; ; ）意味もしっかり捉えつつ、少しでも良いお話が書けるよう頑張ります！これからも応援よろしくお願いいたします！(^_^) (2022年6月25日 16時) (レス) @page29 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年6月1日 1時
