10. ゆらゆらボート ページ10
貴方.
『……おかしない？！こんなに男だらけやのに？！私が？！』
流「はいはい、決まったことやから文句言わないの」
『流星乗らんからって！』
丈「アホ、お前まだウェットスーツ着れるやんけ。俺らなんてなあ！」
『もううるさい丈くん！寒いもんは寒い！』
よく分からないゲームで、極寒の中バナナボートに乗る人が決まった。丈くんと恭平が半袖短パンという何とも無謀な服装で、大橋くんと謙杜、私がウェットスーツを勝ち取ったんだけど……正直もうどっちでもええわ。寒いねん。
仕方なく着替えると、私たち5人はボートに乗せられる。めちゃくちゃ揺れるし、何か怖いし……
『え〜、もう何……何なん……丈くん、掴まっててええ？』
丈「あー……好きにしてや、もう。どうせ掴まってくるやろ、走り出したら」
『丈くん好きありがと！！』
長「俺はAちゃんのこと支えてますね」
和「じゃあ俺はその謙杜支えとこ〜」
『何やねん可愛いかよ〜！！』
丈くんの腰に掴まると、そんな私の肩に手を添えて、後ろから支えてくれる謙杜と大橋くん。側から見れば5人が電車のように連結しているわけで、変と言えば変な格好だ。
足元に感じる水があまりにも冷たくて、ウェットスーツを着ているとは言え体温を奪われそうで……
『うわっ、動いた……へ？！めっちゃ揺れるやん？！』
丈「ちょお、A！もっとちゃんと掴まれ！」
『こう？！』
丈「ほんでしっかりホールドしとけ！危ないから！」
「やだ丈くんかっこいい……きゃあ！！」
高「寒いってぇ！！」
揺れるわ水が跳ねるわでもう大惨事……そんな私たちを見守る大ちゃんやみっちー、流星はさぞかし楽しんでいることだろう。
私の後ろで楽しそうに叫ぶ謙杜と大橋くんは、あまりの寒さに凍える丈くんと恭平とはえらい違いだった。私も私で、投げ出されそうなほど揺れるのは怖いけど……思うほど寒くない気がする。
『……え、楽しな〜い？！』
丈「お前だけやそれは！動くな揺れる！」
『ちゃう動いてるのは後ろの2人……っひゃ！』
長「うわー！」
さして劇的なことは起こらず、すとんと吸い込まれるように水中に落ちていった私たち。それをみて笑う皆は絶対に鬼……
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流星(プロフ) - 美雨さん» 全て見透かされていると言うニュアンスのため、「そんな私も」という表現にしております。ご了承ください。 (2022年8月12日 2時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» 個々で感じ方が変わってくると思いますので、ご了承ください。また、こちらのお話はメンバー全員が出てくるように書いていますので、偏りはあったとしても、西畑くんのこともちゃんと書いております。良ければもう一度読んでいただけると分かるかと思います。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» たくさんのコメントありがとうございます。文面についてですが、私自身が自然だと感じる関西弁を意識しているため、文章で読むニュアンスより、口語でのイントネーションなどのイメージを大切にしております。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません｡ これ正しくはそんな私をではないんでしょうか？ (2022年8月12日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡21.のここの部分そんな私もお見通しなのか、大ちゃんは「名前」と私を呼んだ。 (2022年8月12日 1時) (レス) @page21 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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