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貴方.
『……へ？』
いつもよりしかめっ面の丈くんが、目の前にいる。そんなに近いわけじゃないけれど、しっかりと壁に追いやられていた。顔の両サイドには丈くんの手があって、所謂壁ドンというやつで。撮影ではよくやるけれど、こういう日常生活でやられることなんてないし……
待って。心臓バクバクしてきた。ドキドキとかそんな優しいレベルじゃない。
丈「……Aはこういうことされても大丈夫やもんな？逃げ出してみ？」
『え、あ……待って、何でこんな力強いん？！』
丈「これが男女の差やろ、アホ」
『……丈くん何か変！やめて！』
丈「やめてって言ってやめてくれる人おると思う？」
丈くんの腕はびくともしなくて、抜け出すことすら叶わない。暗がりで見える彼は、不機嫌というより、怒っているように見えた。……あかん、やらかした。怒らせたんや。
丈「……あんな、Aは自分で思ってるより力弱いし、男に敵わへんねん。別にそれが悪いこととは言わんやん」
『う……はい、』
丈「相手がメンバーでも、メンバーちゃうくても関係ないからな。無闇に夜遅くに二人きりにならない、約束しろ」
『約束します……』
丈「……ん、それならええ」
丈くんはやっと笑顔を見せてくれた。ふっと緩められた腕から解放されて、なぜか今度は私の力が抜けてしまった……ぐらりとバランスを崩すと、丈くんが受け止めてくれる。ふわりと丈くんの匂いがして、胸の奥がきゅっと締め付けられた、……ように思う。
丈「……何してんねん、」
『……力抜けた、びっくりして』
丈「ほんまに……やけど、怖がらせたな。ごめん、」
『いや、丈くん悪くないし』
ぐりぐりっと頭を押し付けると、「やめろや」と笑われる。丈くんも私を思いやっての行動だけど……心臓に悪い！これくらいの仕返しは許してほしい。ていうか柄にもなくちょっとドキッとしてしまったのが悔しかった。そんな場面じゃなかったのに！
はあ、と息を吐くと、そっと背中に手が添えられる。……え？！抱き締めてくれてる？！
『じょおくん……』
丈「落ち着くまでやからな、それ以上は何もないぞ」
『ツンデレかよぉ……好き』
丈「……ほんまに分かってる？」
なぜか真夜中に丈くんに抱き締められるという、逆にエモい経験をしてしまった……
.
何気に丈城が好きです♡
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流星(プロフ) - 美雨さん» 全て見透かされていると言うニュアンスのため、「そんな私も」という表現にしております。ご了承ください。 (2022年8月12日 2時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» 個々で感じ方が変わってくると思いますので、ご了承ください。また、こちらのお話はメンバー全員が出てくるように書いていますので、偏りはあったとしても、西畑くんのこともちゃんと書いております。良ければもう一度読んでいただけると分かるかと思います。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» たくさんのコメントありがとうございます。文面についてですが、私自身が自然だと感じる関西弁を意識しているため、文章で読むニュアンスより、口語でのイントネーションなどのイメージを大切にしております。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません｡ これ正しくはそんな私をではないんでしょうか？ (2022年8月12日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡21.のここの部分そんな私もお見通しなのか、大ちゃんは「名前」と私を呼んだ。 (2022年8月12日 1時) (レス) @page21 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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