24. 今日もいちばん ページ24
恭平.
『んな〜〜、恭平ちゃ〜ん』
高「ん？何すか？」
『髪型決まらへん……』
シャワーを浴びたばかりのAが、不満そうな顔で俺の方へやってくる。その手にはコテが握られていて、納得いかずに何度もヘアセットを繰り返しているようだった。……何か今日はちっちゃい子供みたいやな。いつもとちゃう。
高「何してもかわええのに」
『やけどさ〜〜』
高「はいはい、じゃあこっち座って」
『！やった〜！！』
高「……なになに、今日は甘えたい日なん？」
鏡の前に座ったAの背後に回ると、ゆっくりと振り返って「バレた？」なんて笑った。これみっちーとかが見てたら悶絶やろな〜。他人事みたいにそんなことを思いながら、「バレッバレ」と返せば、Aは楽しそうに手を叩く。
コテを受け取ってコンセントに挿すと、一瞬にして熱を持った。やっぱええやつ使ってんな、流石女の子。
『恭平ちゃんに頼めば絶対可愛くしてくれるし、あと私のこと構ってくれるやん？今日は恭平の気分やってん』
高「え〜、今日だけ？」
『毎日はうざない？』
高「Aならええよ、毎日絡みに来ても」
『……え〜！照れる〜！』
高「何でや(笑)」
俺が髪を巻くのに支障が出ない程度に暴れるAは、「嬉しい……」なんてしみじみ呟く。……ほんまにな、俺相手やからって油断してずっと可愛いんやめてほしいわ。本人に自覚がないのが何よりも恐ろしい。こんなんしてたら周りの男すーぐ落ちるって！
高「そんな風に言ってくれるんやったら、くるっくるに仕上げたるわな」
『ふふ、楽しみやわ〜』
高「Aのファンの子がびっくりするくらいビジュ良くしたろ」
『え、それはSNS爆発する』
高「恭平くんにやってもらいましたあ！て言ってな？」
少し声を高くして言ってみせれば、「待ってそれ私のモノマネ？」なんて嬉しそうに口元を押さえる。何をしても怒らないし、後輩の俺にだって分け隔てなく接してくれるA。やから一緒におってほんまに楽しいんよなあ。あんま言わんけど。
巻き髪を仕上げてから軽くオイルを塗ると、「二人何してんの〜？」なんて後ろから流星くんの声。
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流星(プロフ) - 美雨さん» 全て見透かされていると言うニュアンスのため、「そんな私も」という表現にしております。ご了承ください。 (2022年8月12日 2時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» 個々で感じ方が変わってくると思いますので、ご了承ください。また、こちらのお話はメンバー全員が出てくるように書いていますので、偏りはあったとしても、西畑くんのこともちゃんと書いております。良ければもう一度読んでいただけると分かるかと思います。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» たくさんのコメントありがとうございます。文面についてですが、私自身が自然だと感じる関西弁を意識しているため、文章で読むニュアンスより、口語でのイントネーションなどのイメージを大切にしております。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません｡ これ正しくはそんな私をではないんでしょうか？ (2022年8月12日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡21.のここの部分そんな私もお見通しなのか、大ちゃんは「名前」と私を呼んだ。 (2022年8月12日 1時) (レス) @page21 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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