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貴方.
『う〜……寒いってぇ……』
一旦撮影も終わり、スタッフさんからもらったタオルで頭を拭いていると、不意に隣にやって来たみっちー。「どしたん？」と聞けば、「えっと」「あの」なんて自分のコートを脱ぎ始める。
道「……Aちゃん、ほんまに風邪引きそうやから。俺ので良かったら着ててください」
『え……！いいの？みっちー寒くない？』
道「俺は全然平気です。車から持ってきたから、多分まだ暖かいです」
『なんていい子なの……』
正直、私より丈くんや恭平の方が寒いと思うけど……みっちーの優しさに甘えることにする。肩にかけられた黒いコートは、彼の背丈に合わせられたロングのものだから、私が着ると少し不恰好だ。
それでもコートを羽織った私を見て、みっちーは「似合うな」なんて呟いた。
『……ほんまに？ぶっかぶかやね、みっちーとそんな体格変わらんはずやのに』
道「いやいや……華奢じゃないですか、Aちゃん。背は高い方やけど、女の子やし」
『うわ、今のキュンときた』
道「嘘ばっかり」
『嬉しいよ、みっちーの女の子扱い』
ゆったりとしたペースで一緒に車に向かって歩く。みっちーのコートを着た私を見て「ずるいぞお前！」なんて丈くんに文句を言われたけれど、そればっかりは私の特権なんで……ちょっとドヤ顔してみたら軽くどつかれた。何でや。
道「……それやったらさ、俺も長尾みたいに呼ばれたいかな」
『へ？』
道「俺だけみっちーなん、何か寂しいんですよ」
『……か、』
道「可愛いも禁止！」
『むぐっ』
みっちーの大きな手で口を塞がれて、「可愛い」と伝えることができなくなってしまった。それは良いとして……コートから感じるみっちーの甘い匂いとか、優しい瞳とか、たまに触れる手の温もりだとか。色々とキャパオーバーなのだ、流石の私も。
彼の手が離れたことを確認して、そっとみっちーの方を見やる。
『……駿佑』
道「へ、」
『ずっとは恥ずかしいから、たまにな？たまーにだけ呼んだる！』
「それでええ？」と聞けば、それはそれは嬉しそうに笑ったみっちーは、こくこくと何度も頷いてくれた。……やっぱ可愛いねん！ほんまに！！
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流星(プロフ) - 美雨さん» 全て見透かされていると言うニュアンスのため、「そんな私も」という表現にしております。ご了承ください。 (2022年8月12日 2時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» 個々で感じ方が変わってくると思いますので、ご了承ください。また、こちらのお話はメンバー全員が出てくるように書いていますので、偏りはあったとしても、西畑くんのこともちゃんと書いております。良ければもう一度読んでいただけると分かるかと思います。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 美雨さん» たくさんのコメントありがとうございます。文面についてですが、私自身が自然だと感じる関西弁を意識しているため、文章で読むニュアンスより、口語でのイントネーションなどのイメージを大切にしております。 (2022年8月12日 2時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません｡ これ正しくはそんな私をではないんでしょうか？ (2022年8月12日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡21.のここの部分そんな私もお見通しなのか、大ちゃんは「名前」と私を呼んだ。 (2022年8月12日 1時) (レス) @page21 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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