105. おまえの、 ページ5
貴方.
『あったか……』
薮「A、寝るなよ〜(笑)」
『寝ちゃうってこんなの……』
こんなに大きなお風呂に浸かるのなんて、いつぶりだろう……それに、メンバーとお風呂に入るのなんてもしかしたら初めてかもしれない。デビューが早かった分、思春期同士でね……気まずかったのよ、あの頃は。うんうん。
大人になった今、同じお湯に浸かれる日が来るなんて。もちろんスタイリストさんによる、完全防備の水着状態だけどね。何かプールに入ってるみたいで楽しい。
伊「Aの水着、思ってたのと違ったんだけど〜……」
裕「残念がるな(笑)」
『あんまり肌見せてると寒いじゃん』
伊「水着ってそういうもんでしょ?」
雄「ハイハイ、また夏にね」
ショートパンツタイプのビキニだったけど、その上からラッシュガードのようなパーカーを羽織っている。これが海とかなら、水着がメインだからパーカーはありえないけど……今日はね、温泉ですから。
今回の企画はスタッフさん抜きで進むらしく、アナウンスで誘導される。何でも、メンバーの中から一人を呼び出して、サウナ室で語り合うとか……
『……えっ、恥ずかしい!』
光「まぁこんな機会でもない限り話さないもんな〜」
『こういうのってさっさと行っといた方がお得だよね』
知「あら、珍しく乗り気じゃん」
涼「Aちゃんが一番乗りだ」
立ち上がってお風呂から出ると、そんな私を見て「いいぞー!」なんて楽しそうに茶化す大貴。
他人事だと思って……おかしくて笑いそうになるのを堪えて、「大貴」と彼の名前を呼んだ。そう。私が一番初めに呼び出すのは、永遠の同期であり同い年の大貴です。びっくりした?
大「……えっ、俺?」
『うん、そう。早くこっちきて!』
薮「え〜、大ちゃんいいな〜」
大「待って俺が一番びっくりしてる……」
若干慌てながら私の後をついてくる大貴は、なぜかキョロキョロと辺りを見渡す。挙動不審になりつつある彼を見て、他の皆は楽しそうに笑った。
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流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、お久しぶりです!( ; ; )コメントの返信まで遅くて申し訳ないです…!本当にマイペースな上に時差も半端ないですが、のんびりツアーの話も更新できたらなと思ってます!気長にお待ち頂けると幸いです( ; ; )いつも本当にありがとうございます! (4月19日 23時) (レス) @page28 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - 久々の更新嬉しいです...!!! (1月30日 23時) (レス) @page28 id: 29b3887541 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ゆるりんちょ。さん» ゆるりんちょさん、コメントありがとうございます!お待たせしてしまい、本当に申し訳ないです…( ; ; )緩いペースではありますが、今後ともよろしくお願いいたします! (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、いつもありがとうございます!( ; ; )お待たせしてしまい申し訳ありません( ; ; )ネタが浮かび次第、細々と更新していきますね…! (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりんちょ。(プロフ) - こちらの小説が大好きでもう何回も読み直してます!また更新されるのを待ってます!! (2022年11月29日 2時) (レス) id: 0f7a58df20 (このIDを非表示/違反報告)
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